ご存知、お能の作品「高砂」の主人公、シテ:翁とツレ:嫗を題材にした作品です。
ある程度の年代の方であれば、結婚式の定番、♪高砂やこの浦舟に帆をあげて?♪、で新婚の門出を祝っていただいた方も多いのでは。
長寿と夫婦愛を願い、人の世を言祝ぐたいへんめでたい能であります。
この翁と嫗が持っている竹箒と熊手熊では、いうまでもなく「相生の松」の下を掃き清める道具。
最も作品の小物としては、いかにもぴったりの小道具です。
ところでこの作品のボディー部分は、以前にもご紹介した「くくり猿」を大きくしたものだそうです。
ちりめん細工は、「くくり猿に始まってくくり猿に終わる」という方もいらっしゃいますので、何気ない小さな作品でも、基本中の基本だということもおおいにうなずけます。
能や神楽などの中に登場する衣装や道具は、ヒントになるものがたくさんあって、ちりめん細工の創作には欠かせない芸術のようです。
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。
松阪ちりめんお細工物の会ホームページへもどうぞ。
会員の作品もたくさんご紹介しています。