ちりめん細工の「這い子」には、少なくとも3種類のパターンがあって、これは上部が袋になっていないタイプのものです。
古作の中でも最も人気の高い作品ですが、そのからいらしい姿には、やっぱり魅せられるものが備わっているように思います。
目や口は糸で表現したり、また墨などを使って描いたりしますが、どの方法にしてもかわいらしく、そして表情豊かなお顔が表現されています。
いずれにしても少しのことで表情が変わりますので、そのあたりがちりめん細工の醍醐味かもしれません。
下手な写真ばかり撮っていますが、この人形は難物の一つ。
何しろ顔が下を向いていますので、目が写るようにするにはなかなかの苦労を必要とします。
いつも顔が上を向いているといいのにと思いつつも、なにやら不自然さも感じますので。
「おじさぁ?ん、私なんかあごにひじをついて、お煎餅をかじりながらテレビ見てるよ!」
いやお嬢ちゃん、まことに恐れ入りました。
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