ふくら雀というと、つい帯結びを思い起こされる方も多いのでは。
ふり袖など、特にお嬢様向きの帯結びの一つですが、最近の現代風ふり袖柄にはちょっと不向きのようで、このところは以前ほどこの結び方も、見かけることが少なくなりました。
誰が名づけたかわかりませんが、よく似ていますね。
この意匠はどうやって考え出されたかは、もちろん定かではありません。
家紋にもこの意匠が取り入れられていて、紋帳(家紋を集めた書籍)では「膨ら雀」と書きます。
35年以上きもの屋さんの世界におりますが、たった一つのおうちだけ、この家紋を入れた紋付をつくらせていただいた記憶があります。珍しい家紋です。
単純に考えると、「ふっくらした雀」という意味のようで、やはり縁起物の一つと考えて間違いなさそうですね。
そしていろいろ思い出してみると、きものの意匠はもちろん、Tシャツにも、そしてブローチにもこの文様(柄)が使われているのを見たことがあるゾ。
意外と身近なところにも、ふくら雀は使われているかもしれません。
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