もう12月の声が聞こえていますが、全国各地ではまだまだ紅葉(モミジ)が楽しめる地方もあるのではないでしょうか。
あたり一面、赤や黄色に色づいた紅葉はほんとうに綺麗です。
緑の中でたった一本ひときわ映える紅葉も、これまた風情があって何とも美しいものです。
奈良平安の時代から紅葉見物を「紅葉狩り」と称し、貴族上流階級もそして庶民も楽しんだようです。
目で見て楽しむ「見物」を、「狩り」という言葉にたとえたところは、日本人の情緒と感性が生み出した素晴らしい言葉だと思いませんか?
そして弥生三月も末になると、いっせいにお花見が始まって、このお花見のことを「桜狩り」と呼ぶこともありますね。
何々、「マツタケ狩り」もあるぞ!
いやぁ?、恐れ入りました。
まあこの言葉は少々現実的で、まさしく「狩り」そのものですが、紅葉狩り、桜狩りにしても、酒食はつきもの。
だって、「花より団子」なんて言葉だって、ちゃんと存在しますからね。
いずれにしてもこんな日本人の美意識と感性が生み出した、伝統的遺産の「ちりめん細工」も、大切に守っていきたいものです。
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