何やら昔お祭りなどで見かけた、「猿回し」のお猿を思い出す作品です。
でもちゃんとした猿回しのお猿さんは、きちんと烏帽子をかぶっていましたよね。
また三河万歳という郷土芸能がありますが、その装束にも似たところがあります。
お猿っ子を考えた昔の人は、きっと猿回しや三河万歳を思い浮かべて、作ったのではないでしょうか。
と、勝手に想像してしまいます。
この作品の「はんこ」を取ると、よく見かける「さるぼぼ」と言われる、五匹の猿がぶら下がったもののボディーにそっくりです。
手足を縫い合わせると、「さるぼぼ」のお猿さんに近い形になります。
もちろん1枚の布を縫い合わせてつくられています。
このボディーの形は他にも応用範囲が広く、以前にもブログでご紹介した「笛吹き童子」も、同じようなボディー構造になっていると言うことです。
ちりめん細工はたいへん奥が深いと思いますが、共通した基本と言うのも大事なのですね。
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