ちりめん細工・姉様人形
姉様人形は江戸時代から玩具として使われてきたようで、要は女の子の「ままごと」の着せ替え人形であったそうな。
一説には「おいらん」がそのモデルになったとも言われていますが、島田、丸まげ、桃割れなどの日本髪を結い上げた姿は、その説にもうなづけます。
姉様人形には目鼻がなく、基本的に後姿の髪型を楽しむものだと思っていましたが、調べてみると日本中にはちゃんと目鼻がついた姉様人形も存在するんですね。ちょっと驚きました。
その昔は紙とか布で作って親が子供に持たせ、女の子はおとなの世界の生活の真似をして楽しんだのでしょう。
ちょっとお顔を拝見してみます。
髪型とお顔のなだらかな曲線がきれいです。
最近でも着せ替え人形のままごと遊びは、女の子にとっては現実とあこがれの世界でもあるらしく、「リカちゃん人形」などもまだまだ人気がありますね。
ちりめん細工の姉様人形は、八頭身ならぬ十頭身くらいの出来上がりで、その面長な顔立ちと優雅な着物姿には、なにやら魅了されるものがあります。
http://www.e-chirimen.com/
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。
http://www.mctv.ne.jp/~go-daito/
松阪ちりめんお細工物の会ホームページへもどうぞ。
ちりめん細工・お猿っ子
何やら昔お祭りなどで見かけた、「猿回し」のお猿を思い出す作品です。
でもちゃんとした猿回しのお猿さんは、きちんと烏帽子をかぶっていましたよね。
また三河万歳という郷土芸能がありますが、その装束にも似たところがあります。
お猿っ子を考えた昔の人は、きっと猿回しや三河万歳を思い浮かべて、作ったのではないでしょうか。
と、勝手に想像してしまいます。
この作品の「はんこ」を取ると、よく見かける「さるぼぼ」と言われる、五匹の猿がぶら下がったもののボディーにそっくりです。
手足を縫い合わせると、「さるぼぼ」のお猿さんに近い形になります。
もちろん1枚の布を縫い合わせてつくられています。
このボディーの形は他にも応用範囲が広く、以前にもブログでご紹介した「笛吹き童子」も、同じようなボディー構造になっていると言うことです。
ちりめん細工はたいへん奥が深いと思いますが、共通した基本と言うのも大事なのですね。
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ちりめん細工・うさぎ人形
ちりめん細工の動物の中でも、最も人気が高いのがこのうさぎ人形。
中秋の名月が近づいて、お月見の時期になると出番がやってきます。
やっぱり「月にうさぎ」は付き物のようで、いつまでたってもうさぎの餅つきの話は忘れません。
お月様ではうさぎがお餅をついているなどと、本当のように思っていたころは、何やら夢があってよかったですね。
このお人形の顔もボディーも、すべて綿を入れてつくったもの。
綿の詰め方と縫い合わせの具合で、色々と表情を変えるのも、またちりめん細工制作の醍醐味なのかもしれません。
以前のブログでも、ペアでお月見の雰囲気をかもし出した作品をご紹介していますので、そちらもご覧ください。
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ちりめん細工・花手まり
この花手まりは直径が約13cm。紐と房が長いので、結構大きく見えます。
つるし飾りと同じように、節句のお飾りなどに使われたものと考えています。
花手まりをつくるには、紐をグルグル巻いて球状にし、紙を貼って形を整えた上で、つまみ細工の花をあしらうのだそうです。
このつまみ細工の花はいったいいくつあると思いますか?
この大きさでは、何と60?70個もの花が必要だということです。
気が遠くなりますね。
三色の花びらの濃淡がとてもきれいな作品です。
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