本日5月19日(火)より、蒸し製玉緑茶「伊勢のほまれ」の新茶販売を開始させていただきました。
今年1月に特許庁より商標登録証を授与され、名実ともに当店の看板茶のひとつになりました。
実際に三重県鳥羽市の某高級ホテルでご利用していただいていることもあり、ここ数年での問い合わせも多くなってきている商品です。
「蒸し製玉緑茶」の玉緑茶とは、通称グリ茶と呼ばれています。荒茶製造工程の途中までは煎茶と変わりませんが、精揉工程(最後に形を細長くまっすぐに整える)がなく、回転するドラムに茶葉を入れ熱風を通して茶葉を乾燥するため、撚れておらず、丸いグリっとした勾玉状に仕上がった茶葉になります。
渋みが少なくまろやかで、深蒸し製法なので奥深いながらもさっぱりとしています。
もともと九州北中部で盛んな製法ですが、仕事でよく九州にも出張していた先代(五代目)がこの製法に惚れ込み、松阪市飯南町の茶農家さんに嘆願して玉緑茶製造を始めたというのが始まりです。
数十年前から先駆けた、三重県では珍しい製法のお茶でもあります。
深蒸し製法なので、これからの時期は「水出し緑茶」としてもお勧めです!
今週は主力の銘柄茶が仕上がる予定で、週末にはもう一つの看板茶「千萬の令」も販売開始ができそうです!