九州の久留米地方一帯で作られている綿織物、”久留米絣”。
毎年、年2回当店ギャラリーで行っている新作展示会が昨日より始まりました。
久留米絣は、染めてから模様を描いたりする反物とは違い、
反物のデザインを決めてから、経糸と横糸をそれぞれ染め、織ることで模様が出来上がる伝統的な反織物です。
その工程は30を超え、染色工程が増えたり、模様が細かいほど複雑で高価になります。
織る際に、糸のズレで模様がかすれて見えることから”絣(かすり)”と呼ばれており、
久留米地域で作られる織物を”久留米絣”と呼ばれ、最近は若い世代を中心に人気が高くなっています。
新作展では、着物になる新反を洋服に仕立てて展示&販売をしております。
洋服になった久留米絣は、綿素材のサラリとしていて、温かみがあり、一度着てみるとその着心地の良さに驚きます。
今回の新作展では、チュニック、コート、ブラウス、ワンピース、パンツ(モンペ)など約130点が揃いました。
松阪木綿とは違う織物に触れる機会です。
どうぞ、お気軽にお越しください。
展示会は、10月29日(火)17時までです。
(会期中無休、28日までは10時~18時まで)