京都・漆塗師・脊口卓の「時代漆塗家具展」大盛況!


先日のブログで紹介しました漆芸家背口卓作 時代箪笥家具「鮮やかな甦り展」
「茶重2階ギャラリー遊空間」にて今週土曜日4/17日まで
開催しています。

新聞、マスコミ取材もあってか多くのお客様に足をお運びいただき、盛況です。
きっと!お部屋の生活空間にインテリア家具としてまたとない機会ですので、
本物の漆塗師の匠の技をとくとご覧下さい。ぜひお気軽にお出掛けください!

ここで作者の プロフィールをご紹介しましょう。

・漆芸家 脊口卓(せぐち たく)
1938年、京都生まれ。古くから続く輪島塗職人の家系に育ち、
現在で 9代目にあたる。

父の代から京都で活動をはじめ、輪島塗の特徴である堅牢性と
京塗りの繊細さを身につける。

同時に、骨董店などからの依頼で古美術品や
骨董品の修復をてがけた経験を応用して、
1960年代頃から、時代物の家具や道具類を修復し、
漆の技を用いてそれらを現代生活に調和する
インテリアアイテムに甦らせる
という、独自の活動を始める。

現在、 京都・下鴨で卓アートを主宰。
卓アートのWebサイトへようこそ! http://www.takuart.jp/

京都・漆塗師・脊口卓(せぐち たく)

■作品の特徴
 その作品の特徴は、時代箪笥を単なる装飾品として終わらせることなく、
実際に使う家具としての機能も果 たせるよう考慮し、

和洋いずれの空間にもマッチする「用と美」の調和がとれたモノとして仕上げられているということ。

作者は本業である漆塗りの工程のみならず、素材としての時代箪笥の修復から
アレンジ、抽斗や金物の調整など全ての工程に関わり、全体の使用感と統一感を整えている。
 
また、 仕上げには箪笥全面に麻布を張り、数回の下地処理を施した上で、
下塗り、中塗り、上塗りと工程を重ねていく本堅地
という方法を用い、

仕上がりの艶や質感を考慮して、漆装材にも日本産の本漆が仕様されて
いるため、漆工芸品としても、堅牢でぜいたくなモノとなっている。
 
それらの作品には、 「日本の心とも言える伝統的な家具や
道具類を現代に甦らせ、かつ、生かしてもらいたい」

という作者の願いが込められている。


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