癌細胞を攻撃するのは細胞性免疫が主体で
その主体となるのはヘルパーT細胞(Th1)で、
その細胞の産生を促進する成分としてこの二重鎖RNAが知られている。
この二重鎖RNAは抗ウィルス作用を示す
インターフェロンを誘導する事が報告され一時ブームを呼んだ
◆きのこが美と健康のために出来ること◆
◆きのこが美と健康のために出来ること◆
カワラタケ由来の糖タンパクであるクレスチンは
経口投与なので使用しやすいが、
レンチナンは静脈注射であり、
それを含むシイタケを食べた場合の効果は明らかでない。
レンチナンとは別の成分であるがシイタケには
微量成分として二重鎖RNA(dsRNA)が含まれている。
◆きのこが美と健康のために出来ること◆
免疫を担当する細胞はNK細胞、マイクロファージ、T細胞などがあり、
マイクロファージは異物を取り込んで処理する働きがある。
癌細胞を直接攻撃するのはT細胞の中でもキラーT細胞で、
きのこの多糖類はこれらの免疫細胞を賦活化するといわれている。
◆きのこが美と健康のために出来ること◆
人の体内には細菌やウィルス・癌細胞から身を守るシステムがある。
これが免疫で生まれつき備わっている自然免疫と
一度と罹った病気には二度と罹らない獲得免疫と言う
二重の守備からなっている。
これらの守備網が何らかの原因で破綻すると病気になる
従ってこれらの守備網を常に強化しておく必要がある。
◆きのこが美と健康のために出来ること◆
スエヒロタケ、カワラタケから抽出された多糖類、
糖タンパクも医薬品として用いられる。
しかしこれらは単独では効果がないとされレンチナンは
テガフールと言う薬と併用する事で抗癌剤として用いられる。
この多糖類は癌細胞を直接攻撃するのではなく
宿主の免疫性を介して抗腫瘍効果を示すとされている。