ホモシスティンの上昇は脳梗塞の危険因子として知られているが、
ホモシスティンを直接抑える食品成分はエリタデニン以外には知られていないので、
健康食品としてのシイタケの新たな活用が期待されている。

ホモシスティンの上昇は脳梗塞の危険因子として知られているが、
ホモシスティンを直接抑える食品成分はエリタデニン以外には知られていないので、
健康食品としてのシイタケの新たな活用が期待されている。
ホモシスティンはアミノ酸であるメチオニンが代謝される過程で生成される物質で
ビタミンB群の欠乏などでホモシスティン濃度が上昇することがある。
エリタデニンの作用として最近の研究で明らかになったのは
血中ホモシスティン濃度を下げる効果である。
乾シイタケの香りは主としてレンチオニンで、
乾燥過程でレンチニン酸から生成される。
従って生シイタケにはこの乾シイタケの香りはほとんどない。
レンチオニンは加熱調理時に大部分は消失するが、
レンチオニンには血小板凝集抑制があると報告されている。