乾シイタケの香りは主としてレンチオニンで、
乾燥過程でレンチニン酸から生成される。
従って生シイタケにはこの乾シイタケの香りはほとんどない。
レンチオニンは加熱調理時に大部分は消失するが、
レンチオニンには血小板凝集抑制があると報告されている。

◆原木で作れるその他のきのこ~自然の恵みは健康的~アラゲキクラゲ◆
アラゲキクラゲは、
キクラゲよりもかたく、
こりこりとした歯ごたえが身上でで、
中華料理には欠かせない。
暖かい地方では、
接種3ヶ月目から発生し6月の梅雨、
9月の長雨のころ良く発生する。

◆原木生しいたけ◆
初秋から晩春のきのこ。
椎の朽木に発生していたことから「しいたけ」の名前がついたとされている。
ビタミンB群やビタミンDを多く含んでいる。
しいたけの旨味成分のグアニル酸は、
鰹節のイノシン酸や昆布のグルタミン酸と並ぶ3大うま味成分と呼ばれている。

◆おいしい「しいたけ」の選び方・保存法◆
カサがあまり開いておらず、
肉厚なものがおいしいといわれています。
カサの裏側が白く、うすく膜をはったようなものが新鮮です。
乾しいたけでは、
カサの裏側が黄色っぽいものがよく、
古くなると赤みを帯びてきます。
生と同じく肉厚でカサが開きすぎていないものを選びましょう。

◆現代人に必要なもの?~血圧、コレストロール値を下げる~◆
椎茸に含まれるエリタデニンの働きで総コレステロール値を下げることによって、
血流の障害防止ができるため、
スムースな血流となり血圧を下げることも期待できます。
ただ、
この効果については一過性のため、
しいたけを継続的に食材として使うことが必要といわれています。
