きのこ類は昔から癌に効くと言われ
民間療法剤として使われている。
シイタケ子実体の熱水抽出物から精製した
多糖体β-グルカンであるレンチナンは医療現場で用いられている。
シイタケの子実体とは別にシイタケの菌糸培養物のエキスには、
抗酸化力があり、
肝臓障害抑制作用、
また免疫機能の改善効果があると報告され、
健康食品として市販されている。
活性化酸素は細胞老化、
発ガンなど疾病の原因の1つと言われている。
生体内にはこの活性化酸素を消去する機能があるが、
食品として摂取するカテキン、フラボノイドなどポリフェノールや、
ビタミンC、Eなど抗酸化物質は、
その機能を補う第七の栄養素として注目されている。
シイタケの香りの主成分であるレンチオニンには
血小板凝集抑制作用のあることが報告されている。
すなわち血液をサラサラにする効果があると言われている。
血管の病気の予防につながる事が期待されている。
骨の発育・形成に必要なカルシウムの吸収を助けるビタミンDにはD2とD3がある。
D2はきなこなど、
D3は動物性食品に含まれている。
キノコ類にはエルゴステロールが存在し、
これが紫外線照射によりプレビタミンD2となり熱異性化反応によりビタミンD2となる。