近鉄内部線・八王子線。
鉄っちゃんでなくとも、有名なナロゲージ路線。
日本で現在、通常旅客営業中のナロゲージ路線は
ここと、三岐鉄道北勢線のみ。
とっても貴重な存在なんです。
ちなみにナロゲージとは
レールの間隔。
近鉄名古屋線は1435mm。
内部・八王子線が762mm。
レール幅が、約半分。
レール幅が狭いということは、必然的に電車も小さめ。
近鉄四日市駅の内部線ホームで
電車を初めて見た時は、ちっちゃ!って驚きました。
レール幅が狭い=安定感がない、スピードが出ない
まあ、とにかく揺れます。
楽しくなっちゃうくらい、揺れます。
例えるなら、浅草花やしきの
ローラーコースター。
こんなに、楽しい近鉄内部線・八王子線は
岐路に立たされています。
ローカル線特有の、存廃問題。
ただ、近鉄内部線・八王子線の存廃問題は
ちょっと特殊。
存廃問題の一番の理由は、乗客の少なさ。
でも、ここは三重県最大の人口を誇る
四日市の街中を走り抜ける路線。
沿線には、高校もたくさんあります。
乗客数も、決して少なくありません。
(多くはないけど・・・)
ここの問題は、ナロゲージという特殊な事情。
日本でも、ここと、三岐鉄道だけしかなく、
ローカル線の常とう手段、大手私鉄のお下がり電車が
使えない。
新車を作るしかないんです。
保守点検も、しかり。
日本唯一と言えるナロゲージが原因で、多額の赤字となってるみたい。
そこで、来春から
四日市あすなろう鉄道として、生まれ変わって運行されることが
決まってます。
とりあえずは、延命しました。
が、駅、車両とも老朽化が激しく
すぐに存廃問題が浮上してくるのは、時間の問題。
解決策は、乗車数を増やすこと。
唯一で最高の解決策。
だから、みんなで乗って残そう、近鉄内部線・八王子線。
一気に写真UPします。
起点の近鉄四日市駅
内部線終点の内部駅
内部線と八王子線の分岐駅、日永駅。
車内
頑張れ、近鉄内部線・八王子線、
四日市あすなろう鉄道。
電車、ほんと、かわいい。