ちりめん細工・子供奴巾着
ちりめん細工の子供奴巾着は、直径が15cmのほどの大きさで、裏側にはちゃんと物を入れる袋が付いています。
たぶんお子さんのお守り袋などを入れたものと思われます。
奴といえば、私だって知っていることがたくさんあります。
参勤交代の折、あの毛槍をもって独特の装束をまとった家来がそうですね。
もともとは武家の家僕のことをさした言葉ですが、この「やっこ(奴)」と言う言葉がつけられた言葉もまた多いのです。
たとえば「冷やっこ」、「やっこ凧」、そして花街の芸者さんにも「○○奴」などなど。
そして三人称で他人をさして、「やっこさんは・・・・」という言い方もします。
ところでなぜ冷やっこと呼ぶか知っていますか?
やっこの装束には四角い家紋(釘抜き紋という)が付いています。
冷たい豆腐を四角く切った料理が、「冷やっこ」と呼ばれるようになったそうですよ。
いろいろお話をしだすと長くなりますのでやめておきます。
子供奴巾着を考え出した武家の女性は、まだ幼い家僕の後姿がとってもかわいらしかったので、それをちりめん細工の作品に映したそうです。
なんとなくわかるような気がします。
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ちりめん細工・福助巾着
福助巾着は実用にもなる大きさです。
五人の福助さんが並んでいるのですが、それぞれお顔の表情が違います。
怒っている顔、笑っている顔、今にも泣き出しそうな顔、色々な表情が集まっています。
福助人形の置物の表情は、一般的に笑っているか無表情に近いものが多いと思います。
でもこのちりめん細工の福助巾着は、まるで人間社会の縮図のような顔の集まりです。
最初に考えて福助巾着を作り、何を思って顔を書いたのでしょう。
怒ったり、腹を立てたり、泣いたりせずに、毎日が送れればいいなということを願ったに違いありません。
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ちりめん細工・えび袋
今にも飛び跳ねそうな元気なエビです。
さてこれは車エビにも似ていますが、伊勢エビにも見えます。さてどんな種類のエビなのでしょう。
それはさておき、私はエビが大好物で、ついつい食べることばかりに気をとられてしまいます。
ゆでてマヨネーズなどをつけて食べるのもよし、生のお刺身でわさびをたっぷり利かせて食べるのも、これまた一段と美味といったところ。
私だけに限らず日本人にとって、エビは無くてはならない食材です。
このえび袋、もちろん名前の通り、おなかの部分はちゃんと袋になっていますよ。
ギョロッとした目が、とてもユーモラスですね。
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ちりめん細工・這い子人形袋
ちりめん細工の作品の中でも、ポピュラーで最も人気の高い作品の一つ。
高さは7cm程度の小さなものです。
這い子には色々な種類がありますが、これはそのうちの上が袋になった作品。
「這い子袋」と呼ぶべきかもしれません。
目は糸を使ったり、墨で書いたりしますので、作者の意図によって表情が大きく変わります。
また髪の毛は絹のすが糸を使うのが本格的なようです。
いずれにしてもとてもかわいい作品なので、人気が高いのもうなづけるところですね。
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ちりめん細工・鶴亀袋
鶴は千年亀は万年と言われるように、鶴亀は動物の中でも長寿を象徴する生き物です。
お正月などにはまったくぴったりの飾り物です。
もともとこの袋は琴爪入れや、大切なものをしまう袋として作られてきたようですが、今の時代には袋と言うより、やっぱり飾り物としての用途が一般的です。
ちりめん細工の古作には「見て良し使って良し」の、いわゆる「用と美を兼ねた」作品が多く存在します。
実際に使うことを前提に作り継がれてきたちりめん細工の作品たちが、今の時代にも生き生きとした表情を見せてくれるのは、用と美を兼ねているからに他ならないと思っています。
次の時代にはどんな作品が作られていくのか、これまた大いに楽しみの一つでもあります。
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