ちりめん細工・思い出袋
ちりめん細工の思い出袋は手つなぎ人形袋とも呼ばれることがあります。実用的な巾着として使える大きさですから、中にはたっぷり物を入れることが出来ます。
6人の子供が手をつないで袋を取り囲んでいて、後ろ向きに取り付けてありますから、顔の表情を見ることはできません。
背中にはちゃんと背守りまで付いていて、後姿が何とも可愛らしい表情を作り上げています。
さてこの袋になぜ「思い出袋」という名前をつけたのか。いくら考えても分かりませんし、またヒントも見つかりません。
ちりめん細工の古作の名称は考え出した人の感性によっても、思いがけない名称が付けられているのが興味深いところです。
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ちりめん細工・すずめ袋
ちょっと太めなすずめ袋ですが、スズメの特徴を良く捉えていると思いませんか。
しかも羽根の部分に竹笹文様の古布を使い、スズメの羽根の特徴をうまく表現しています。
さらに私の思い出をたどると、小学校の学芸会でおとぎ話「舌切り雀」を、上級生が演じた際の雀のお宿の周りが竹やぶになっていたのをよく覚えています。
ですからそれ以後、スズメと竹笹は付き物のようになってしまいました。羽根の竹笹文様は自分の記憶の中でもピッタリです。
このすずめ袋も、琴爪などの小さくても大切な物を入れた実用的な袋です。
前から写した写真も加えておきます。

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ちりめん細工・籠底の巾着
実用を目的とした籠底の巾着です。
籠底(編み籠)の魅力は何と言っても細いテープを組み合わせて、市松文様で柄を組み立てていくことでしょう。
この技法を使った古作を見ても、綿密に考え抜かれた組み合わせデザインには驚くような表現力が発揮されて、今の時代でもその迫力には圧倒されてしまうことがあります。
単純な市松文様だからこそ、反対に色や柄の組み合わせ次第で多様なバリエーションが表現できて、これからの時代にも新しい感覚が加わってますます活躍しそうです。
テープの幅ひとつを変えるだけでも随分雰囲気が違う籠底は、ちりめん細工にとっても大切な技法の一つです。
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ちりめん細工・立ち子人形袋
一口で言えば着物姿の上半身が巾着のようにになっています。
顔は身頃に付けてありますが、内袋の付いたちゃんとした巾着です。しかし実際には袋(巾着)と言うより、物を入れることが出来るお人形といったところでしょうか。
そして以前からなぜ「立ち子」と呼ぶのかが謎のままで、今でもその名称について確たることが分かりません。
ちりめん細工の古作の名称の由来については分からないものも多く、その由来を探ると作品が作られてきた背景が分かってくるような気がして、何とかしてなぜ「立ち子」なのかを知りたいところです。
作品を眺めるだけでなく、名前の由来や名称そのものに興味を持つと、ちりめん細工の鑑賞方法の幅がもっと広がって楽しみも増してきます。
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ちりめん細工・桔梗袋
桔梗は6月ころから咲く花ですが、どうしても秋のイメージが強い花です。
古来からの習いどおりまあ秋の花ということにして、お盆が過ぎると何となく季節にお似合いの花になってきます。
ちりめん細工の桔梗袋はいかにもその花をうまく写した古作で、単純ながら強い説得力を持っています。この作品もまた簡単そうに見える割には、形を整えるのがたいへん難しいそうです。
もともとはお琴の爪を入れたりする小さな実用袋ですが、今の時代には玄関先に飾ったりするのも、秋に向かっての彩が加わってとてもいいのではないでしょうか。
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