ちりめん細工・訶梨勒(かりろく)
訶梨勒とはインド原産の植物で、その実はいろいろな病を治す薬として珍重されてきました。
その実を魔除け、厄除けとして袋に入れて、柱などに飾ったのが始まりといわれています。
ちりめん細工の訶梨勒は、その材料に古い丸帯を使って 訶梨勒の実を模って作られています。
お茶席やお祝い事のの飾りや魔除けの道具として、お香を入れて柱や壁に吊り下げて使うのが一般的です。
ちりめん細工作品の中には、実際に普段の生活や行事に使われた道具類も、数多く作品の中に取り入れられています。
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ちりめん細工・びっくり袋
最初の写真だけ見ると、「どうしてびっくり袋なの?」という疑問を持ってしまいます。
もとは下の写真のように、見たところ「ただの袋」です。

ところがこの袋を開けてひっくり返してみると…..、次の写真にある姿になるように造られています。

もともと実用的な袋に考えて作った訳では無さそうで、袋を開けてみたら中から唐人の楽隊が出て来て、「ああびっくりした」というたくらみが狙いなのです。
ちりめん細工作品の中でも最も遊び心が詰って、とてもユーモアに溢れた作品です。
江戸から明治の時代にかけて、こういった冗談が詰まった作品が考え出されたことは、日本女性の持つ遊び心には全く驚いてしまうほかありません。
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ちりめん細工・針山二種
この作品は古作を復元した作品ですが、古作の中にもほんとうにたくさんの針山を見ることが出来ます。
とにかく針はちりめん細工に必要欠くべからざるもので、その針を休める針山作りもまた楽しみの一つ。
ちりめん細工をこよなく愛してきた女性たちにとって、針山は大切な道具の一つであり、また見る、使う楽しみのある作品が多く作られてきたのだと思います。
この作品は私でも作り方の仕組みが分かりやすいのですが、出来上がったときの全体のバランスが悪いと、何となく見栄えがしません。
簡単そうに見える作品ほど、実は形を整えるのが難しそうです。
綿のつめ方一つにも、細やかな神経を使っておられるのだと思います。
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ちりめん細工・あじさい(紫陽花)袋
鬱陶しい梅雨空の小道に淡い色のアジサイの花を見つけると、何となく少しは気分が晴れやかになるような気がします。
ちりめん細工のあじさい袋はとても好きな作品で、毎年この時期になると必ずご紹介することにしています。
直径が10cm余りの作品ですが、一辺が2cm四方の布を何と264枚も縫いあわせてあるそうで、作るにはとても根気と忍耐が必要な作品です。
縫い合わせる小さな布の色柄の組み合わせによっては、全体の色合いが様々に変化して、見る者にとってはとても楽しみな作品です。
江戸時代から作り継がれてきたちりめん細工は、その細やかな技術と共に世界に誇る日本女性の伝統手芸です。
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ちりめん細工・にわとり袋
ちりめん細工の鶏袋です。
雄鶏と雌鳥のつがいが仲良く並んでします。
この作品を見るといつも思うのですが、鶏冠(とさか)とあごの部分の肉髯(にくぜん)が、いかにもにわとりらしさを表現していて、ちりめん細工の具象的作品の中でも最もその雰囲気を再現しているといえるでしょう。
鶏はもともと野鶏を家禽化したものですが、洋の東西を問わず「朝を呼ぶ鳥」のようです。
わが国ではその泣き声を「コケコッコー」と表現するのが一般的ですが、いったいいつごろからそのような表現をするようになったのでしょうか。
ところが同じような泣き声でも英語圏の国では「クックドゥードゥルドゥー」、フランス語では「ココリコ」と表現します。
鶏の鳴き声も人間の耳も同じはずですが、さてどうしてこのようになったのか、不思議で仕方がありません。
どうでもいい話をしてしまいましたが、鶏袋は鶏の表情をまったくうまく表現したちりめん細工の作品の一つだと思います。
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