
ちりめん細工・傘福(かさふく)
ちりめん細工の傘福は、いわゆるつるし飾りの一つです。
もともと全国的にお雛様のお飾りとして、お雛様と一緒に飾られていたようです。
今では山形県酒田市の傘福が有名になり、酒田のお客様から、三月になると「傘福まつり」が開催されるということをお聞きしています。
ちりめん細工の「つるし飾り」と総称されるものは、ほかに、つり飾り、つり雛、雛のつるし飾り、さげもん、輪下げ等々、全国的にもいろいろな呼び名があるようです。
これらは一般的に「輪」に下げられたののがほとんどですが、もちろん「傘福」は傘にお飾りをつるしたから、「傘福」ということになるのでしょう。(当たり前ですね)
雛まつりももうすぐ。
酒田の傘福とともに、伊豆稲取の「雛のつるし飾り」、九州柳川の「さげもん」にちなんだ催しが開かれ、楽しい話題が伝わってくるのが楽しみですね。
e-ちりめん優遊館のホームページでは、つるし飾り、つり雛などの特集ページを掲載しています。

前から見たところ。
ちりめん細工の春駒、椿袋、金魚袋、風船袋、うさぎ袋などが見えます。

反対側から見たところ。
蝶々、梅袋、鳩袋、せみ袋などが見えます。
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。
■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□
□日時:3月1日(土)→9日(日) 10:00→18:00
□場所:松阪市湊町196 優遊館きもの大藤
※3月6日(木)は休まず営業

お雛さま(雛人形)のお飾り
少し前に豪華絢爛のお雛さま(雛人形)をご紹介しましたが、両脇に飾ってあるお飾りについて、少々講釈を並べます。
お雛様の左側を注目!
私は講釈だけで、作品はつくることがかないません。(涙)
お雛様のお飾りといえば、桃と橘が定番のようですが、江戸時代の、特にお武家のお雛様には、いろいろなお飾りを見ることができます。

七宝手まりの下げ物
七宝手まりの下げ物
直径3.5?ほどの小さな七宝手まりに、つまみ細工のお花をあしらってあります。
お子様の健やかな成長を願って飾られるものです。

桃と橘
桃と橘
下げ物と同じ大きさの七宝手まりを、桃と橘に見立てたお飾りです。

犬筥(いぬばこ)
犬筥(いぬばこ)
むずかしい漢字ですが、「いぬばこ」と読みます。
お雛様のお守りとして、古い古いお雛様のお飾りにはよく見かけます。
この犬筥は上が袋になっていますが、元の犬筥はほんとうの箱。
とても可愛らしいのです。
もっとたくさんのお飾りを紹介したいところですが、一度に紹介してしまうと、たちまちネタぎれとなってしまいます。
つづきは来年のお楽しみ!(笑)
■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□
□日時:3月1日(土)→9日(日) 10:00→18:00
□場所:松阪市湊町196 優遊館きもの大藤
※3月6日(木)は休まず営業
http://www.e-chirimen.com/
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。

ちりめん細工・菜の花袋
三重県松阪も今日は雪景色。
立春も過ぎ、全国各地には暖かな地方もあるようで、ちらほらと菜の花の開花の情報が伝わってきます。
そこでちょっと「暖かそぉ?な」ちりめん細工作品の紹介です。
ちりめん細工の菜の花袋は、以前に紹介したあじさい袋同様、花弁をつくるのにたくさんの布を縫い合わせます。
見ているとほんとうに気の遠くなりそうな作業が必要で、根気作業の成果ともいえます。
菜の花の黄色はとても優しい黄色で、ほんとうに心が和みます。
いくつも寄り集まった菜の花畑の一面の黄色は、周囲の若草の緑と調和して、春の香りを満喫させてくれます。
■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□
□日時:3月1日(土)→9日(日) 10:00→18:00
□場所:松阪市湊町196 優遊館きもの大藤
※3月6日(木)は休まず営業
http://www.e-chirimen.com/
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。

ちりめん細工・子供雛
ちりめん細工の子供雛(お雛様、雛人形)です。
ほんとうは子供雛巾着と言ったほうがいいかもしれません。
下がちりめん細工の基本、袋になっています。
かわいらしいですねぇ。
ひな壇やボンボリなしでこうやって飾ってみると、少し今風の雰囲気です。
お内裏様が「そっ」とささやく姿に、お雛様はちょっと恥ずかしそうにうつむき加減。
お雛様はやさしい女の子という感じですね。
子供雛はちりめん細工教室の1年目の2月に制作します。
1年間お稽古に励むと、こんなかわいいお雛様がつくれますよ。
つくってみたい方は、ぜひ教室にお越しください。
あなたも挑戦してみては?
■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□
□日時:3月1日(土)→9日(日) 10:00→18:00
□場所:松阪市湊町196 優遊館きもの大藤
※3月6日(木)は休まず営業
http://www.e-chirimen.com/
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。

ちりめん細工・うぐいす(鶯)袋
これはちりめん細工のうぐいす(ウグイス)袋。10?ほどの作品です。
うぐいすはよく似たメジロに比べると、その姿は決して美しいとはいえません。
ところがメジロは「チッ、チッ」としかさえずることができないのに比べ、うぐいすは誰もがしっている「ホォーホケキョ、ケキョ・・・」と、美しい鳴き声でさえずります。
もっとも早春の鳴き始めはメジロ同様のさえずりしかできませんが、2月、3月と時を経るにつれ見事な声でさえずり始めます。
お勉強の成果なのでしょうね。
左側に見えているのは小さな梅袋。「梅にうぐいす」などという言葉は、わが国固有の「付き物」。やはりよく似合います。
「牡丹に蝶」とともに、ちりめん細工にとっても大切な付き物です。
何やら子供のころによくやった、花札の世界になってしまいました。
http://www.e-chirimen.com/
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。
■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□
□日時:3月1日(土)→9日(日) 10:00→18:00
□場所:松阪市湊町196 優遊館きもの大藤
※3月6日(木)は休まず営業