
ちりめん細工・忍者袋
夕闇にまぎれて活躍する忍者をデザインした袋です。
夜の雰囲気で撮影すると、さっぱり作品の様子が分からなくなりますので、白いバックの写真でご紹介します。
見たところこれは女性の忍者。
つまり「くの一」です。
目元もすっきりして、なかなかの美人とお見受けしました。
忍者と言えばこの地方では伊賀(今の伊賀市)が有名。
この忍者袋の紐も、伊賀の組紐屋さんに特注でつくってもらっているものです。
このところテレビなどでは忍者と言うより、「忍びの者」という表現が多いですね。(漢字で書けば同じになりますが・・・)
もうちょっとかっこよくいえば、ジェームズ・ボンドなみの女性秘密諜報員。
ちょっと横道にそれましたが、この作品は一般的にはあまり見かけません。
作者のオリジナルでしょうか。
いずれにしてもくの一の動作、表情をうまく捉えていて、たいへん動きのある作品に仕上がっています。
それにしてもこの猛暑の中、頭巾までスッポリかぶって、暑くはないのでしょうか。
くの一さんもたいへんです。
http://www.e-chirimen.com/
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。
http://www.mctv.ne.jp/~go-daito/
松阪ちりめんお細工物の会ホームページへもどうぞ。

ちりめん細工・福助巾着
ちりめん細工の作品の中でも相当大きく、直径は約18cmで実用も可能。
五人の福助さんが並んでいます。
縁起物として福助人形が登場したのは江戸時代ですので、ちりめん細工作品の古作の中にも福助巾着を見ることが出来ます。
一説によると福助さんは実在の人物だとか。
とにかくこの人の行くところには「福来る」で、ずいぶんお金持ちになったり、幸せをつかんだ人も多いことも伝えられています。
この作品の面白さは、なんと言っても五人の福助さんのお顔の表情。
お顔の表情に決まりはないそうですが、全員「たれ目」ちゃん。
何となくユーモラスです。
こういった作品の写真をを紹介すると、見えないところが随分と気になってしまいますので、うしろの三人もご紹介します。

うーん!この人もやっぱりたれ目。お口もほころんで楽しそうですね。

おやおやこの人はお口があるのかな?
太っていてあごの中にお口が隠れているのかも。
それにしても「鼻息」が荒そうだと思いませんか?

お口を「への字」に結んで、何やら難しそうなお顔。
心なしかクビもかしげている様子。
困ったことでもあったのでしょうか?
私どもはきものを商う呉服屋。
こうやって書いているうちに、呉服屋より「五福屋」になりたくなってきました。
福や幸せはきっと売ることは出来ませんね。
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押し絵のうちわ
うちわに絽ちりめんの生地を貼り付け、金魚の押し絵をしたうちわです。
絽ちりめんの柄は、漁具の網が海辺に干されている様子をデザインした、涼しげな文様です。
このうちわ、ちょっと重めで実用には乏しいようですが、夏のお飾りには涼しげな様子が漂ってきて、とってもいい雰囲気です。
ところでうちわからあなたは何を連想しますか?
私は?
蚊取り線香、ビール、そして枝豆。
真夏の縁側にビールを置いて、枝豆をさかなにビールを一杯。
そして向こうには蚊取り線香の煙がほのかに漂ってきます。
うてわでゆったりとあおぎながら、ビールをぐいっ!
まあ、こんな生活が送れたら最高に幸せですね。
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ちりめん細工・市松つなぎ袋
高さが8cmほどの、市松つなぎ袋です。
一辺が2cm(縫い代込み)の正方形のちりめんを縫い合わせてつくられています。
以前ご紹介した「六角つなぎ袋」とほぼ同じ大きさの袋で、雰囲気も良く似ています。
この袋は柄のちりめんを使わず、無地だけで配色の妙を楽しむかのように考えられています。
もちろん柄のちりめんを織り交ぜてもきれいな色彩が保てるわけですが、作者のお好みや作品に対する感性が現れるのでしょう。
いつも思うのですが、こういう幾何学文様のちりめんを組み合わせてつくっていくうちに、縫い目が少しずつズレてしまったら、きっときれいな形には仕上がらないはずです。
わたしのように頭の固い人間には、まったく不思議な世界です。
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ちりめん細工・金魚袋
うっとうしい梅雨空が続きます。
でももう少しすると、暑い暑い夏がやってきます。
夏の風物の中でも、ちょっとした涼しさを運んでくれるのが、窓辺に置かれた金魚鉢。
最も最近では朝顔の形をした金魚鉢を余り見かけませんが・・・。
昔は窓辺の風景の定番と言えば、すだれがかかった窓の向こうには朝顔の花が見え、金魚鉢とともにうちわや蚊取り線香が置かれた姿です。
そして・・・、すいかがおかれていると、これ、最高ですね。
ちょっとレトロな世界ですが、何となく涼しげな雰囲気が漂ってきます。
話が横道にそれました。
この黒い金魚袋は、どんな種類の金魚をイメージしたものなのでしょう。
黒ですから出目金を連想しますが、目は飛び出ていません。
金魚はずいぶん昔から品種改良を重ね、観賞用としての歴史は大変長いと思われます。
色々な種類の金魚がいるようですが、この作品は決して新種の金魚を見てつくったものではありません。
もう一つ良く見ると、この金魚、桜の柄をまとっています。
「桜金」とでも言うのでしょうか。
ちりめん細工の世界では作者の意図と遊び心があいまって、ほんとうに楽しい世界が展開されています。
もっともつくるのはそう簡単ではないようですが・・・。
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