ちりめん細工・扇つなぎ袋

ちりめん細工・扇つなぎ袋

ご覧のとおり中心部に扇を配し、つなぎ合わせてある袋です。

この作品の古作を拝見したことがあります。
一見単純そうに見える袋の色彩の取り合わせの妙がとても素敵で、しばらく見入っていたことを覚えています。

いつも思うのですが、こういった幾何学文様をつなぎ合わせた袋は、どうやって最後のつじつまを合わせるのか?
そして形を作り出すのかが、私には良くわかりません。
もっとも最初に考えた人は、そう簡単に作れたはずはなさそうですから、簡単そうに見えてしまうものでも、生み出した人の苦労は容易に想像できます。

簡単そうに見えるものほど形が整いにくい、ということも事実のようですから、ものを作れない私にとって、ちりめん細工はいまだに謎の世界です。

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楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
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ちりめん細工・松巾着と竹巾着

ちりめん細工・松巾着と竹巾着

松と竹の葉を模した巾着です。
おめでたいものの象徴が揃いました。

ちりめん細工の巾着は実用も兼ねながら、お守り袋にしたり、におい袋を入れたりで、どちらかというと飾りの一種として使われてきたこともわかっています。
すでにいくつかの巾着をご紹介していますが、いずれも実用とお飾りを兼ねているようです。

巾着というとすぐお金を入れる袋を連想しますが、もともとは「大切な物を入れる袋」というのが正しい意味だと思います。

おめでたい席やお祝いなどに持っていき、こんな巾着からお祝儀やお祝いが出てきたら、受け取るほうもきっとびっくりするでしょうね。

現代では、こういった袱紗の代用を兼ねた使い方もできるのではないでしょうか。
ちょっとおしゃれですね。

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ちりめん細工・創作袋(六角形)

ちりめん細工・創作袋

直径が20cmくらいはありそうな、少し大きめの袋です。
底は六角形になっていて、ちょっとおしゃれな実用巾着にも使えそうな作品です。

最初に拝見したときには、えらく派手な作品だと思いましたが、長い間見ていると色彩の取り合わせが妙にしっくりなじんできます。
底には桃、松、桜などを配し、紐の部分には瓢箪などの飾りも付いていて、なかなか凝ったアイデアが凝縮されているように感じるのですが。

いつも作品を拝見し、眺めているばかりで講釈を言っている私などは、作者の意図、考え、ましてや構想を暖める過程のご苦労などは知る由もありません。
作品が出来上がるまでには、ずいぶんなご苦労があると思います。

それにしてもちりめん細工は、季節感や彩の妙などがあいまって、日本の女性が生み出した手芸の最高峰の一つだと思いますね。
いろいろな作品を拝見でき、しかも勝手な講釈ばかり言える私のような人間は、とっても幸せ者であると実感しておるのであります。

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ちりめん細工・高砂

ちりめん細工・高砂

ご存知、お能の作品「高砂」の主人公、シテ:翁とツレ:嫗を題材にした作品です。

ある程度の年代の方であれば、結婚式の定番、♪高砂やこの浦舟に帆をあげて?♪、で新婚の門出を祝っていただいた方も多いのでは。
長寿と夫婦愛を願い、人の世を言祝ぐたいへんめでたい能であります。

この翁と嫗が持っている竹箒と熊手熊では、いうまでもなく「相生の松」の下を掃き清める道具。
最も作品の小物としては、いかにもぴったりの小道具です。

ところでこの作品のボディー部分は、以前にもご紹介した「くくり猿」を大きくしたものだそうです。
ちりめん細工は、
「くくり猿に始まってくくり猿に終わる」という方もいらっしゃいますので、何気ない小さな作品でも、基本中の基本だということもおおいにうなずけます。

能や神楽などの中に登場する衣装や道具は、ヒントになるものがたくさんあって、ちりめん細工の創作には欠かせない芸術のようです。

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ちりめん細工・這い子人形

ちりめん細工・這い子人形

ちりめん細工の「這い子」には、少なくとも3種類のパターンがあって、これは上部が袋になっていないタイプのものです。
古作の中でも最も人気の高い作品ですが、そのからいらしい姿には、やっぱり魅せられるものが備わっているように思います。

目や口は糸で表現したり、また墨などを使って描いたりしますが、どの方法にしてもかわいらしく、そして表情豊かなお顔が表現されています。
いずれにしても少しのことで表情が変わりますので、そのあたりがちりめん細工の醍醐味かもしれません。

下手な写真ばかり撮っていますが、この人形は難物の一つ。
何しろ顔が下を向いていますので、目が写るようにするにはなかなかの苦労を必要とします。

いつも顔が上を向いているといいのにと思いつつも、なにやら不自然さも感じますので。

「おじさぁ?ん、私なんかあごにひじをついて、お煎餅をかじりながらテレビ見てるよ!」

いやお嬢ちゃん、まことに恐れ入りました。

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新ブログに移行後、平成26年6月14日以前の投稿に不具合が生じております。ご容赦をお願い申し上げます。
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