
縮緬細工・猿
実はこの作品、2004年(平成16年)申年の干支に作成した物です。
なぜ今頃猿なの?と思われる方もあるかも知れません。
このところ野生の猿、いのししや熊までが人間の住環境にまで入り込み、人を襲ったりすることが全国的に多発しています。
直接的な原因は、異常気候による野生動物の食糧不足や、森林の開発が原因だそうですが、人間と野生動物の共生はなかなか難しいものです。
さてこのちりめん細工の猿は、猿の特徴をまったくうまく捉えており、いかにもいい子の「お猿」といった感じがします。
そして顔の表情も穏やかで、人に噛み付いたりするような顔をしていません。
ちりめん細工は一つの新しい作品を作り出すまでに、長時間の試行錯誤と試作の段階を経て生まれると言うことです。
私にもそんな努力と執念の一かけらでもあったらな、といつも思うのであります。
http://e-chirimen.com/
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。
http://www.mctv.ne.jp/~go-daito/
松阪ちりめんお細工物の会ホームページへもどうぞ。
会員の作品もたくさんご紹介しています。

縮緬細工・跳んだり跳ねたり
江戸時代から作られてきた玩具ですが、実は「跳んだり跳ねたり」という名前は正式なものではないかもしれません。
遊ぶときにはウサギの顔の下の竹を”ピコピコ”すると、ぴょんぴょん跳ねるので、このような名前を付けたものと思われます。
小さなお子さんの目の前に出すと、結構面白がって遊んでいますので、玩具としての役割は十分に持っています。
江戸時代のちりめんで作られたこんなおもちゃがあったとしたら、余程の上流階級のお子様が使っていたに違いありません。
うさぎの代わりに獅子など、結構おめでたいものが乗った作品も多いので、お正月や節句のちょっとしたお飾りにも最適です。
そういえば来年は卯年。
うさぎさん大活躍の年ですね。
今、来年の干支の作品も考案中のようで、出来上がりが楽しみです。
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縮緬細工・風船袋
この風船袋は高さが4cmほどしかない小さな作品です。
それでも中はちゃんと袋になっています。
この作品、もともとは紙風船を模して考案されたものだそうですが、記憶にあるところの紙風船は、色の取り合わせもほとんど決まりきっていて、特に斬新な色の取り合わせのものを見たことがありません。
でもちりめん細工の風船袋は、6色の色の取り合わせで、古典的雰囲気になったり今風の彩りになったりで、見ているほうにとっては何とも楽しい作品です。
写真の風船袋はたぶんつるし飾りの一つに使うために、制作されたものと思われます。
いろいろな彩の風船袋がうまく集まったつるし飾りができたら、きっと楽しい作品になるでしょうね。
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ちりめん細工・創作編みかごの巾着
下の部分が編みかごのようになった、大きな柄のちりめんを使った巾着です。
高さが30cmほどもありますので、お嬢様のふり袖などにもピッタリの実用にも使うことができます。

これだけではまあ何のことはない巾着ですが、ちょっと横の写真をご覧ください。
ふたのようなものが付いています。
実はこの巾着、いわば二重底になっていて、大切な秘密の物を入れる隠し部屋が付いています。
それとも袋を開けたときに、直接目に触れないほうがいいものをしまっておく場所なのでしょうか。
ちょっとした冗談を演出するものなのか、あるいは女性の奥ゆかしさを表現するためなのか、いずれにしてもわずかの工夫で作品に物語性が生まれるちりめん細工の世界は、ほんとうに奥が深いですね。
この巾着は、パッチワーク通信社「暮らしの手作り ちりめんの小物」でも紹介されています。
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縮緬細工・菊袋の花かご
今年もまた、まだまだ日中は汗ばむような日がありそうですから、菊の開花が見頃を迎えるのは少し遅くなるかもしれません。
この作品は2006年の「松阪ちりめんお細工物の会作品展」に出品された、菊袋を集めた共同作品です。
花かごというよりは、むしろ「花ざる」といったほうがいいのかな?(失礼!)
菊の花は人の手によって改良を加えられ、たくさんの色や種類がつくられてきました。
この作品の菊の形も、会で考え出したオリジナルの作品ですから、いわば新種の菊と言えるのではないでしょうか。
ちりめん細工は現実と空想の世界を織り交ぜ、作品を考え出していくところにも面白みがあると言っても過言ではありません。
もっとも新しい作品を最初から考えて形にしていくことは、私が口で講釈を言っているほど簡単なことではなさそうですが…..。
この作品の写真は、松阪ちりめんお細工物の会のロゴマークにも使用しています。
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