
ちりめん細工・福助巾着
もともと福助人形は幸福を招くという縁起物。お商売をされているお家の店先にも飾られているのを見かけます。
しかも一説によると福助さんのモデルになった、実在の人物が存在するとか。
一般的な福助人形は垂れ目でちょっと微笑んでいるか、あるいはすました表情が一般的。
でもちりめん細工の福助巾着には福助さんが5人もいて、そのお顔の表情の違いが何ともユーモラスです。
微笑んでいる目、情けないような目、とろんとした目。巾着を一回りさせるとそのお顔は、まるで人間世界の悲喜こもごもを表現しているようです。

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ちりめん細工・蓑
台風11号が接近しています。このあたりも雨が激しくなってきましたが、皆様方の地方の天候はいかがなものでしょうか。
昔は雨の日の旅や農作業には蓑が必需品であったわけですから、生活道具としての蓑をちりめん細工の作品に写した昔の人は、この蓑に感謝の気持ちをこめて作り上げたそうです。
蓑に限らず生活道具を作品にしたものが多いのも、このちりめん細工の大きな特徴といえます。
古作の中で日常の生活と密着した作品の多くは、作品に写すときの着眼点、特徴の捉え方もたいへん興味のあるところです。
ちりめん細工の蓑が「雨よけ」代わりになって大雨が防げるとも思えませんが、大きな被害などが出ませぬようにお祈り致しております。

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ちりめん細工・朝顔袋
毎日暑い日が続くと道を歩いていても、ほんとうにグッタリしてしまいます。
通りすがりのおうちの軒先に咲く淡い色のアサガオを見かけると、少しは涼しげな気分を味わえて、チョッピリ元気になるというもの。
朝顔袋も夏の時期には欠かせない作品で、お家の中に飾ると一服の清涼感を味わえる貴重な作品です。
ちりめん細工の作品は季節感の強い分、その時期折々の風情を楽しむことができます。

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ちりめん細工・蓮袋(はす袋)
梅雨が明けてから随分暑くなって、このところは猛暑日が続きます。
この時期に見る蓮の花は暑さが加わると共に、梅雨時にも増してとても色鮮やかに感じます。
ハスの花はもともと余りきれいとは言えない「泥池」のようなところに咲いているもので、それだけに淡いピンクや白い蓮の花が余計に美しく感じてしまいます。
このちりめん細工の蓮袋は、早朝に咲き始めたばかりの花をイメージしたようで、大きく開ききっていないのが特徴。そして花弁の色も空想の世界からやって来たような色合いです。
現実世界の有様を空想の世界に置き換えて表現できるところにも、ちりめん細工の格別の醍醐味が隠れているようです。

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ちりめん細工・編み籠の巾着
底は古典的編み籠、上はちょっとモダンな今様の巾着です。
私はいつも「編み籠」と称していますが、ほんとうは「籠底」と言ったほうがいいのかも知れません。
籠底の巾着は明治から大正にかけて、女性の間で大流行した袋物です。
もちろん編んだ籠底の部分は主として竹や籐などで作られていますが、その部分を布に和紙などの芯を貼って竹などの代わりにしたのが布製の籠底巾着です。
信玄袋のような大きな袋物は無理にしても、あまり大きくない巾着なら布製の底でも十分実用が可能だったのでしょう。
今も昔も変わらぬ女性のアイデアには、まったく感心しきりです。

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