
ちりめん細工・茶壷巾着
すでに梅雨入りした地方もあって、このあたりでもだんだんジメジメした日が続くようになってきました。
鬱陶しいこの時期にも、弊社の無地ちりめんや組紐をご注文いただけるところを見ると、皆様せっせっと作品作りに励んでおられるようで、何より喜ばしい限りです。
さてこの茶壷巾着、古くから作られてきた古作の一つですが、一般的な「茶壷」の形から連想するには少し無理があります。
この作品を最初に考えた人は、口が小さく上部が膨らんで、そして底にかけてなだらかに細くなっていく茶壷の特徴を、うまく捕らえてデザインしたと考えられます。
茶壷の形を曲線を主にした具象的な形に置き換えても、あまり面白い形の作品にはなりそうもありません。
曲線を直線でうまく表現して、むしろ「これは何だろう」と思わせたほうが、より作品の奥深さを出すことができると考えたのでしょう。
いずれにしても私の単純な頭ではとても考え付くことのできない、特別な創作力を持っておられたに違いありません。

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ちりめん細工・薔薇(バラ)巾着
この地方ではボタンの花も終わってしまいましたが、まだまだこれからがきれいという地方もあろうかと思います。
見た目は台の周囲にひだで縁飾りを付け、つまみでボタンの花をあしらった壁飾りのように見えるのですが、実は裏側が巾着になっています。
そして紐はもちろん巾着の口を絞るためのもの。腰からぶら下げるためのものではありません。
たいして大きなものを入れることはできませんが、大切なお守りやお小遣いを入れたと思われます。
こういった巾着類は古くからいろいろな種類のものが作られて、古作の中にもたくさん見ることができ、その意匠も様々です。
考えてみるとかつてお守り札などを入れていた巾着類も、今の時代には紐を利用してインテリアにも早変わり。
実用と飾りを兼ねたちりめん細工の作品は、こんなところにもたくさんの魅力が詰まっています。

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ちりめん細工・あじさい(紫陽花)袋
夏のような暑さになっても乾燥した今の時期は、むしろさわやかさを感じることもありますが、やがて来る梅雨の頃には、湿度が高くじめじめした日が続くと気分まで鬱陶しくなってしまいます。
そんな時に道端に咲いているアジサイの淡いブルーやピンクの色を見ると、何となく少しはさわやかでスッキリした気分を味わえるというもの。
この紫陽花袋、284枚の正方形のきれを縫い合わせた作品だということですから、作る手間だけでも気が遠くなってしまいそうです。
そして造形の美しさも抜群で、ちりめん細工古作の中でも優れた作り方だということです。
私のように眺めて気楽に講釈を言っている人間には、作る人たちの忍耐や苦労はちっとも分かりません。
一つの花でピンクもブルーも味わえるアジサイは、この世の中にたぶん存在しません。
そんなところがまた、見る人の楽しみを考えた、ちりめん細工作品作りの楽しさかもしれません。

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ちりめん細工・バラ(薔薇)袋
公園に行っても、おうちの垣根からも、バラの甘い香りが漂ってくる季節になりました。
バラは華やかな上に、素敵な香りも届けてくれるうれしい花ですね。
この薔薇袋は古作の中でも拝見したことがあるようですが、微妙に違いがあるようにも思いますので、同じであったかどうかは定かではありません。
でも昔からちりめん細工の作品になっていることを考えると、この花自体がよほど女性にとって憧れの的だったに違いありません。
花芯の部分から広がる花の様子は、いかにもバラの花の特徴を捉えているように感じます。
かなり暑いと感じる日が増えてきましたが、さわやかで乾燥した時期に、バラの香りはなんともいえずいい気分を運んでくれます。
「松阪ちりめんお細工物の会作品展」 ご来場まことにありがとうございました。会員一同心よりお礼を申し上げます。

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ちりめん細工・六角箱
六角形の形をした小物を入れる箱です。
箱の上には大きなつまみで椿をあしらい、箱の周囲の縁は別布で枠をつけてあります。
単純そうにに見える小箱ですから、余計に無地部分の配色が作品の出来を左右しかねません。
厚紙にちりめんを貼り付けただけの、見た目は簡単にできそうな作品ですが、意外に形を整えるのが難しいようです。
見ているだけの人間にとって、作る人の苦労はさっぱり理解しがたいもので、「厚紙にちりめんを貼り付けただけ」などと、大変失礼な表現を使ってしまいました。ごめんなさい。
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