ちりめん細工・松巾着
松の枝をかたどった、ちりめん細工の巾着です。
こやって写真にしてみるととても地味な作品ですが、周囲のひだの付け方、左右の形のバランスなどがとてもとりにくいようで、見た目ほど簡単に作れる作品ではないようです。
古作を拝見してもこの松巾着に加えて、竹巾着とが対になっているものもたくさん拝見していますから、松と竹はつき物で、おめでたい時のお祝いなどに贈ったことも想像できます。
一般的には「松竹梅」というおめでたの代名詞のような言葉もあって、本来は松巾着、竹巾着、梅巾着がセットになっていても不思議ではありませんが、今まで3つがセットになっているものを見たことがありません。
もっとも古作にも梅巾着がちゃんと存在していますから、もしかするとこの3つをセットにしてお祝いの贈り物などに使っていたかもしれません。

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ちりめん細工・蓮(はす)袋
そろそろ蓮の花の季節になってきました。
泥水の中から清らかな花を咲かせるハスは、仏教の世界とも深いつながりがあって、たとえば如来様の台座はハスの花をかたどってあります。
それだけハスの花は高貴なものと考えてもいいのでしょう。
ハスの花は早朝に咲き、夕方には花を閉じてしまいます。
この作品は咲き始めのハスの花を模したようで、まだ開ききっていない花の様子がうかがえます。
あまりきれいとはいえない水の中に咲くハスは、それだけに余計美しさが加わって、大きな緑の葉と共に見事なコントラストを演出してくれます。
大きく開いた大輪の花も見事ですが、開き始めのハスの花もやさしく可憐でいいものですね。

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ちりめん細工・えび袋
これは車えびかあるいは伊勢えびに見えますが、触角の大きさから見れば、どちらかというと伊勢えびと思ったほうがよさそうです。
あなたならどうやっていただきますか?
おさしみ、それとも残酷焼?残った殻は伊勢えび汁がきっとうまいかも。
とれたてのえびのつややかで身が張って、いかにも新鮮そうな姿が伝わってくるえび袋。
おなかの部分の小さな袋には、いったい何を入れたのでしょうか。
目の付け方やからだの節など、えびの特徴をいかにもうまく捉えた、具象的なちりめん細工の代表的作品です。

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ちりめん細工・からくり巾着
梅雨に入ってから涼しく湿度も低くて、過ごしやすい日が続いています。
古くからたくさんの巾着類が作られていて、このからくり巾着もその古作の一つ。
一見何の変哲もない巾着のように見え、いったいどこが「からくり」なのでしょうか。
そもそもからくりとは、「仕掛け」の意味合いだと思っていますが、さてこの巾着にどんな仕掛けがあるのか、実際のところはよく分かりません。
紐を絞ると形が変化して、少し変わった形になるところが、言ってみればからくりという名前の所以かもしれません。
いろいろと想像して作品を眺めさせていただけるのも、ちりめん細工の大きな醍醐味といっていいでしょう。
内側が見えやすいように、少し口の部分をあけて写真を撮りました。

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ちりめん細工・にわとり袋(鶏袋)
つがいのオスとメスが仲良く並んでいるにわとり袋。かたちは様々なれど古作にもたくさん登場する作品です。
姿かたちがいかにも「にわとり」にピッタリで、しかも鶏冠(とさか)などが何となくニワトリを髣髴させてくれます。(大げさですね)
世界中にニワトリの仲間がどれほど存在するか分かりませんが、わが国ではその泣き声が「コケコッコー」、英語圏の国では「クックドゥードゥルドゥー」、フランス語では「ココリコ」と発音されて、家畜としてのニワトリは世界中で愛されていると思われます。
江戸時代に古作を作り始められて頃に、まさかこんなことを考えていた女性はいなかったと思われるだけに、姿かたちが同じようでも世界中でニワトリの泣き声が違うことを知ったら、当時の女性たちは腰を抜かすほど驚いたに違いありません。
この作品、形を整えるのが大変そうで、バランスよく作るのはかなり難しいようです。

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