ちりめん細工・すずめ袋

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ちりめん細工・すずめ袋

 

かつて農家の庭先では稲の収穫が終わって脱穀が始まると、こぼれた籾をスズメがついばむ姿が、一般的な秋の風景であったような記憶が残っています。
最近ではコンバインで刈入れから脱穀、籾すりまでを行ってしまいますから、このような風景を見ることはできなくなってしまいました。

 

ちりめん細工のすずめ袋は、同じ鳥をモチーフにしたウグイスやハトなどと同じように、いかにもスズメという特徴が良く表現されています。
細かい部分を見ていても、何がどう違ってスズメになるのかよく分かりません。

 

最初に考えた人の観察力はたいした物で、それをまた作品に仕上げるセンスは、日本の伝統手芸の真骨頂と言っても過言ではありません。

 

 

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ちりめん細工・這い子人形袋

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皆様方の中にも這い子人形を見て、その可愛らしさ、愛くるしさに惹かれ、ちりめん細工のファンになった方も多いことと思います。
私自身も例外ではなく、可愛らしさに加えて、その作品の製作過程の奥深さにも感動いたしました。
古作の中にもたくさんの作品を見ることができますから、昔も今もお子さんの可愛らしいしぐさを映した這い子は、お母さんにとっても格別のものであったに間違いありません。

 

ずっと古作を拝見していると這い子にはさまざまな形のものがある中で、、主に二種類ほどの形に分類することができるように思われます。
寝そべって人形の形をしたもの、そしてこの作品のように上が袋になっているものです。

 

自分なりに整理するために、この袋になっているものを這い子人形袋、袋になっていないものを這い子人形と区別して呼ぶことにしています。
いずれにしてもちりめん細工の中でも、もっとも可愛らしい作品の一つです。

 

 

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ちりめん細工・うさぎ人形

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そろそろ中秋の名月が近づいてきました。今年は9月27日に当たるようです。

 

私はどうも短絡的なところがあって、月と言えばうさぎに行き着きます。世の中には月と言えば「スッポン」と答える人も多いそうですが…..。
月を見ていると暗い部分はやっぱりうさぎに見えてしまいますから、単純な連想もいたし方がないのかもしれません。

 

そして月見のお飾りは、ススキに月見団子が一般的。ところが昔は芋を供えていたそうで、いつ頃から芋の代わりに月見団子になったのかよく分かりません。
もっとも今でもサトイモの形をしたお団子を備える地方もあるそうですから、古来の名残はちゃんと残っています。

 

ちりめん細工のうさぎ人形も、一緒にお月見をさせてあげれば、きっと喜んでくれることでしょう。

 

 

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ちりめん細工・ねじり袋

01lちりめん細工・ねじり袋

 

 ちりめん細工のねじり袋です。ねじ袋と呼ぶ方もいらっしゃいます。
これまたなぜねじり袋と称するのか?やはり未だによく分かりません。たぶん斜め(バイアス)方向にきれが繋いであるからだと思っていますが…..。

 

ちりめん細工の作品にはその呼び名の由来が分からないものも多く、それを考えるのもまた拝見するだけの人間にとっては、とても楽しいものです。
この袋も、かれこれ25年位考え続けています。でもやっぱりよく分かりません。それでも考え続けるのは、分かったときの喜びが大きいからでしょう。

 

こういう簡単そうに見える作品こそ、形を整えるのがもっとも難しいことを聞くと、余計に見る楽しみも増してくるというものです。

 

 

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ちりめん細工・分銅(ふんどう)袋

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今の時代の人たちが分銅という言葉をきくと、理科の実験で使った上皿天秤用の円筒形のものを思い出しませんか。
私の世代前後より少し上の方々は、かつて八百屋さんや肉屋さんで使われていた竿はかりに使う、釣鐘型の分銅を思い出す方もあるかと思います。

 

以前からこの分銅袋に使われている中心がくびれた形も、なぜ分銅というのだろうと不思議に思っていました。
あるとき地図を見ていると、ハッと気がつきました。銀行の地図記号と同じなんですね。(銀行の地図記号は江戸時代の両替商の看板を意匠にしたものとのこと)
頭の鈍い私にしては、珍しいひらめきです。それから一生懸命調べました。

江戸時代銀貨は目方を測定してから通用価値を決めたので、その際に使われたのがこの形の後藤分銅といわれるものだったのです。
そして後藤分銅の形は江戸時代初期、すでに輸出の稼ぎ頭であった、蚕の繭を模った物だということです。驚きました。

 

ちりめん細工の古作には、今の時代には使われていない形状のものがデザインされいて、当時の生活の中で大切にされていたものがちゃんと取り入れられているんですね。
また新しい発見をさせていただきました。

 

 

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