ちりめん細工・傘福
傘福は一般的なつるし飾りと同じように、節句やお祝い事のお飾りに飾られてきたと考えられています。
なかでも特に桃の節句(ひな祭り)には雛飾りの脇に並べて飾られ、お子様の健やかな成長を祈るための小物がたくさん下げられてきました。
大きさも実用の蛇の目の大きさのものからもっと巨大なものや、直径10cmくらいの小さなものまで、飾る場所の広さによってさまざまです。
この傘福は直径30cmほどの傘に、巾着(お財布)や生活道具(お嫁入り道具)に加えて、子供の玩具までが下げられています。
いつの世も子を思う親の気持ちは同じで、大きくなってお嫁に行っても困らないようにとの、お母様の強い願いがこめられています。
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ちりめん細工・羽子板
新年明けましておめでとうございます。
本年も相変わりませぬご愛顧、お引き立てをお願い申し上げます。
かつてはお正月の遊びの定番のひとつと言えば、羽子板つき。しかし最近では羽子板で遊ぶ子供たちを、すっかり見かけることが無くなってしまいました。
今の時代には羽子板はもっぱらお飾りの役目になってしまったようです。
もともと立派な装飾(押絵など)を施したお飾り用と、簡単な絵をつけた実際について遊ぶ羽子板は、用途を区別しながら使われてきたのが一般的です。
しいて言うとこのちりめん細工の羽子板は、お飾り用ということになります。
今でも浅草浅草寺などの羽子板市で売られている立派な羽子板を見ると、やっぱりお正月には無くてはならない厄除け祈願の飾り物です。
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ちりめん細工・七福神
今年もあとわずか。年の瀬も押し詰まってまいりました。
私もやはり日本人なのか、この時期になるとついつい幸せを願うものに気が行ってしまいます。
今年一年の無事に感謝すると共に、新年に向けての期待と新しい年の始まりに臨み、みんなが幸せであって欲しいと願う気持ちは、誰しも同じように持っておられると思います。
そんな気持ちから、ちりめん細工の七福神に登場していただくことにいたしました。
前列左から、福禄寿、弁財天、恵比寿神。
後列左から大黒天、布袋和尚、寿老人、毘沙門天と並んでいます。
この作品を眺めながら今の暮らしに感謝すると共に、新しい年のより良い幸せを願うことにいたします。
皆様方のご健康とご多幸をお祈りしながら、良い年をお迎えいただきますよう、心よりお祈り申しあげます。
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ちりめん細工・鯛車
「おめでたい」鯛を台車に乗せた鯛車です。お正月用のお飾りにもピッタリ。
鯛車はもともと江戸時代、主に武家や上流階級を中心に使われた玩具で、そこそこの大きさに作られた鯛車を引っ張って遊ぶのが本来の姿です。
ちりめん細工の鯛車はこの玩具を元に考えられたもので、主に飾るための作品として作り継がれてきましたが、いつの間にか鯛が乗った台車の部分が蓋になって、中に物が入る箱にも変身してしまいました。
ちりめん細工作品の多くは飾る、眺めるといった飾り物要素に加えて、実際にも使用できる実用的要素をも兼ね備えています。
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ちりめん細工・まつかさ袋のクリスマスツリー
世間はジングルベルの曲に合わせて、クリスマスが目の前に近づいてきました。
古作のまつかさ袋に小さなくくり猿を飾りに見立て、クリスマスツリーをイメージした高さ10センチほどの作品です。
これに小さなベルや星などを飾りに付けたら、もっとクリスマスツリーに近づいたかもしれません。
しかし古典(伝承の技法など)の継承を重視する作者にとっては、余りにも古典を逸脱する作品に仕上げることをはばかったのだと思われます。
ちりめん細工の古作には、今で言うちょっと「ポップ」な側面が見受けられる作品も多いのですが、やはり伝承の技法という基本は貫かれています。
新しい時代に向けてちりめん細工を継承していくには、古典の技法と今様の日本人の遊び心を表現する手段の両立は欠くべからざるものです。
あまりにも「ガチガチの古典」でも面白くない。さりとて余りにも「洋風モダン」が加わっても何か重みがない。
これから古典作品の延長でちりめん細工の製作にかかわる方々にとって、日本人の遊び心を何で表現していくかは、とても大きな課題であることは間違いありません。
自分では作ることもできないのに、偉そうなことを申し上げてしまいました。
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