ちりめん細工・金太郎
端午の節句のお飾りには昔から定番中の定番。
金太郎伝説にはいろいろなものがありますが、中でも足柄山で熊にまたがって鍛錬したお話しは、童謡にもなって知れ渡っています。
強い男の子が求められていた時代にはその象徴のような存在で、親は金太郎のような男の子になって欲しいと願ったものです。
しかもただただ強いだけでなく、「気は優しくて力持ち」と言う言葉に代表されるように、逞しさと優しさが求められていました。
この金太郎、簡単そうに見えてなかなか形が整わないようで、きれいに作るのは見た目より簡単ではありません。
作者のご苦労が良く分かります。
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ちりめん細工・桜の針山
まだまだこれからが桜本番と言った地方も多いはず。楽しいお花見も待っています。
昔のお嬢様方は裁縫のお稽古するにも道具は手作りが当たり前と見えて、針山や指貫など、さまざまな手作り道具を自分で作ったようです。
この針山は暖かい春が来て、桜の花が咲くことを待ち望んで作られたもの。楽しいことを想像しながらお稽古するのも、きっと楽しみだったに違いありません。
桜の花を愛でながら実用品として使うのもまたお洒落ですが、今の時代にはお飾りにもピッタリではないでしょうか。
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ちりめん細工・桜袋と蝶袋のつるし飾り
八重の桜と蝶がつるし飾りになりました。
もうこの時期になると、自然の中には蝶々も現れて、いよいよ春爛漫といったところ。
現実には桜の花に蝶が止まることはまずありませんが、ちりめん細工の世界ではありえないことを願望として表現するのも、また楽しい創作の醍醐味です。
蝶袋も八重桜の袋も丸みや角がピッシリ決まって、縫うことの基本が見事に作品に反映されています。
また小さな作品ながらも、ちゃんと内袋まで付いた仕上げは、「用と美」を兼ねるちりめん細工作品の基本に基づいた作品でもあります。
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ちりめん細工・旅茶わん袋
この地方でも桜の満開はもうすぐ。
ちりめん細工の旅茶わん袋は、桜の花びらを模った袋です。
中にはお茶わんが入っていて、竹筒の中には茶筅と茶杓もちゃんと入っています。
茶道の世界でこんな袋を実際に使うのかどうかは分かりませんが、何となくお花見を兼ねた野点に持っていくにはピッタリの感じがします。
それはさて置き暖かい春になって、こんな袋にお茶のお道具を入れて持ち運ぶなんて、なんか気分がウキウキしてきそう。
この袋の用途について考えることも大事ですが、それよりも江戸時代にこの作品を考え出した、日本女性の遊び心にはほんとうに感服です。
ちりめん細工の世界には遊び心が詰まっています。
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ちりめん細工・桜
桜満開が聞こえてくる時期になってきました。このあたりでももうすぐです。
この桜はつるし飾り用に作った小さなものですから、袋にはなっていません。それでもつるし飾りにして沢山飾ると、かなり迫力が出ます。
満開の桜の下で楽しいお花見を待っている今日この頃には、うってつけのお飾りではないでしょうか。
はかない命の桜の開花を、日本人が待ち望むのはなぜでしょう。
寒い冬から開放されて、淋しげな冬の景色が一転することで、ちょっとは華やかな雰囲気に浸れるからでしょうね。
この地方でも桜の開花が待ち遠しい今日この頃です。
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