ちりめん細工・姉様人形
姉様人形は子供のままごとに使う花嫁姿の人形のことです。
一般的には黒い縮緬紙を頭に使い、千代紙で着物を作ったものを多く見かけます。
全国各地にはそれぞれ独特の地方色を持った姉様人形が多く存在し、今では人形だけでなく、色々な用途にも工夫されてお土産としても販売されています。
それに対して飾るための人形として布で作った姉様人形は比較的少なく、やっぱりままごとの延長線上にある姉様人形が今でも主流になっています。
今も昔も、女の子にとって花嫁姿は憧れの的であったに違いなく、そのあでやかな姿はおもちゃに飾りにと、人気を保って来たに違いありません。
不思議なのは顔が小さくスラリとした人形の形がなぜ出来上がったのか。
昔の日本人には無い姿ですから、10頭身にも及ぼうかと言う容姿は、やっぱり謎に包まれています。
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ちりめん細工・松巾着
松の枝をモチーフにした巾着です。
小さな巾着類は比較的地味な作品が多いのですが、お守り袋や大切な小物を入れる袋物として、大切に作られ扱われてきました。
中には留め玉に宝石類を使った古作も見つかっていて、作品の大切さをうかがい知ることができます。
この松巾着はよほどきれいな枝振りの松をモチーフにしたのか、カーブの丸みがいかにも美しく表現されています。
見た目の豪華さや可愛らしさについ目を惹かれるちりめん細工作品ですが、こういった地味ながら大切な巾着類は、もう一度価値を見直さなければならなくなってきました。
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ちりめん細工・金魚袋
沢山の金魚が泳いでいます。優しい目の金魚もいればこちらを睨んでいるようなものもいます。
金魚は室町時代にわが国に渡ってきたものと言われ、江戸時代になると観賞用の金魚も一般的になって、金魚鉢で飼われている姿は、当時の風俗を写した浮世絵などにも多く描かれています。
この金魚袋の原形は古作から推定して、江戸時代末期に作られたものと伝わっていますが、元々は目が飛び出していない「リュウキン」のような姿であったと言うのが一般的な解釈です。
ところが江戸から明治かけて出目金が日本に到来するよ、物珍しさも手伝って、このような出目金タイプの金魚袋にも改造されてきたようです。
当時の金魚の中でも最も特長がつかみやすい、目が飛び出た出目金をモチーフにしたところは、アイデアと観察眼に優れた人の仕業と感心しきりです。
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ちりめん細工・ひまわりの小箱
ヒマワリの花を蓋につけた、季節感たっぷりの小さな小箱です。
蓋の上のヒマワリは比較的簡単に作れるそうですが、箱は厚紙を切って好きな大きさに作るのが簡単ではないと言うことです。
私などはついついお菓子などが入っていた箱を利用したら、もっと簡単にできると思ってしまいますが、拘りを持った人はそういうわけにはいかないようです。
ちりめん細工の世界では、こんなこだわりこそがいい作品を生むのは間違いありませんし、何事も挑戦とそれに対する根気が大切です。
この世界を30年近く拝見していても、作品を見ただけでは制作する人の実際の苦労は分かりません。
したがって簡単そうに見える作品ほど、作る過程を聞いてみたくなるようになってしまいました。
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ちりめん細工・蓮袋
もうあちこちから蓮の花の便りが聞こえてきます。
皆さんも良くご存知のわらべ歌、♪ひらいたひらいた れんげの花がひらいた♪、と歌われているように、蓮華(ハスの花)は早朝に開き始め、もう昼前から閉じ始めてしまいます。
泥池の水を吸い上げながらも清く美しい花は、世界各地で清らかさの象徴として崇められてきました。
わが国では仏教の伝来と共に蓮華と呼ばれるようになって、仏教社会を形成してきたわが国でも、特別な存在の花となっています。
この袋は大きく開くハスの花の中でも、その中心にある花托を強調して作られた作品です。
花が枯れた後で花托には実ができ、それがこぼれ落ちて次の世代に引き継いでいく、いわば輪廻をも表現しているようです。
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