ちりめん細工・巾着のつるし飾り
扇面を模った巾着を使った吊るし飾りです。
子供の健やかな成長を願う吊るし飾りには、子供が大きくなるために必用な衣食住に関係するものや、玩具、お守りなどが使われてきました。
中でもお金に困らないようにと、巾着類を使ってきたのは、最も現実的な願いの象徴のようなものです。
この吊るし飾りの巾着は、おめでたい扇面の模様を模して作られていて、末広がりの幸せとお金に困らないようにとの願いが込められています。
親が子を思う気持ちは今も昔も同じで、幸せとお金に困らないようにと願う親の気持ちが、率直に表現された見事な吊るし飾りでもあります。
下は少し拡大したものです。

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ちりめん細工・ふくら雀巾着
ふくら雀とは、寒さに耐えるため羽毛を膨らませた姿の雀のことです。
その可愛らしい姿を見た日本人は、家紋や意匠(柄)に取り入れたり、帯結びにもその姿を真似てきました。
ちりめん細工のふくら雀巾着は、恐らく家紋をモチーフに考えたものと推測されますが、「ふっくらした雀」との意味合いもあって、縁起物の一つと考えて良さそうです。
この巾着の作りで面白いのが、顔が少しゆがんでついていたり、目と口ばしの位置がずれたりして、おそらく雀が首をかしげている姿を表現したかったに違いありません。
古作の時代からちょっとした遊び心が大切にされてるのは、ちりめん細工の大きな魅力となっています。
※撮影の際、右側の作品の尾がひだの下になってしまいました。正しい作品は左側のものです。失礼しました。
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ちりめん細工・籠目(かごめ)袋
名前の通り竹で編んだ籠の編み目の文様を模した袋です。
子どもの頃にはどこの家にでもあった竹籠ですが、良く逆さに置いて中には鶏を飼っている姿を見かけました。
この作品のミソは、まさに庭先のそんな風景を連想して作られています。
材料の布にはヒヨコの柄が使われていますから、作者の発想、連想の豊かさには、まったく舌を巻いてしまいます。
少し余談ながら、籠目の文様はまたわが国の家紋にも使われているほか、イスラエル国旗のダビデの星(六芒星)とも同じです。
さらには童謡「かごめかごめ」の不思議な意味の歌詞などなどを考えると、この籠目文様にはもっと深い意味合いが隠されているかもしれません。
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ちりめん細工・つるし飾り
お子さんの健やかな成長を願って作られたつるし飾りです。
おくるみ人形、うさぎ巾着、巾着類と桃の袋で構成されています。
多分桃の節句(ひな祭り)の時期に合わせて作られたと思いますが、桃の収穫の時期にも似合いそうな構成です。
お子様の無病息災、健やかな成長を願うつるし飾りには、よく巾着類が登場します。
大きくなってもお金に困らないようにという願いが込められているとの説があります。
色々なつるし飾りを拝見しているうちに、私も何となくそんな説に同感するようになりました。
いつの世も子を思う親の気持ちは同じで、つるし飾りの多くには子供の成長と幸せを願う親心が強く表現されています。
少し拡大した写真も加えます。

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ちりめん細工・ほおずき袋
お盆が近づくとお墓参りに行く人が提げたほおずきの鮮やかな色に、ハッとするほどの驚きを感じることがあります。
ちりめん細工のほおずき袋は、琴爪入れなどに作られていたようですが、今の時代には季節のお飾りとしてもピッタリです。
子どもの頃にはホオズキ笛の作り方を教えてもらって、中の種を取る時に失敗して口に入り、ものすごく苦かったのを覚えています。
今ではホオズキ笛を作る子供は少なくなったと思いますが、昔は自然の恵みを活用して、いろいろな遊びをしたものです。
お盆にはちりめん細工のほうずき袋を、仏様にお供えしてはいかがでしょう。
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