
ちりめん細工・七宝手まり
このところの長雨で、少しばかり涼しさが戻ってきました。
皆様そろそろちりめん細工制作の本格的季節の到来ですね。
今回ご紹介する作品は、七宝てまりです。
ちりめん細工の書籍でもずいぶん紹介されています。
これもどうやってつくるのか不思議でしたが、中心に向かって、12個のパーツをつなぎ合わせてつくるのだそうです。
七宝は、「しっぽう」あるいは「しちほう」とも読むそうで、どうも仏教と縁のある言葉だということです。
私の秘密の辞書によると、七種(ななくさ)の宝のことで、七珍ともいうそうです。
一部の仏教経典でその七つとは、金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、シャコ、珊瑚(さんご)、瑪瑙(めのう)の7種と記載されています。
また日本古来からの伝統文様には、七宝繋ぎ(しっぽうつなぎ)という文様があることをご存知の方も多いと思います。
七宝手まりはこの文様から考え出されたと言う方もいらっしゃいますが、私には七宝繋ぎ文様が先にあったのか、七宝手まりが先かはよく分かりません。
いずれにしても最初に七宝手まりを考えてつくった人の頭脳には、頭が下がるばかりで、私の単純な脳みそではとても考えることが出来ません。~(涙)~
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楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
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http://www.mctv.ne.jp/~go-daito/
松阪ちりめんお細工物の会ホームページへもどうぞ。

ちりめん細工・かごめ(籠目)袋
ちりめん細工のかごめ袋は、直径10cm弱の大きさです。
編み目が六角形になった竹かごと同じように、六角形の布をつなぎ合わせてつくられたので、かごめ袋という名前が付けられたものと思います。
こういった幾何学文様の布を組み合わせた作品を見るたびに、いったいどうやってつなぎ合わせてあるのか?全く不思議でなりません。
もともと数学、特に幾何学はきわめて苦手としておりますが、そんなことに拘わらず理解が出来ません。難しい!
それよりもっと難しいのがこの唄。(地方によって歌詞に違いがあるそうです。)
♪かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる
夜明けの晩に 鶴と亀と滑った 後ろの正面だあれ?♪
最近この唄をうたって遊ぶ子供たちも見かけません。
この唄の意味、いまだによくわかりません。
何気なく唄って遊んでいましたが、考えれば考えるほど歌詞の意味が分からなくなってしまいます。
どなたか教えていただけないものでしょうか。
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ちりめん細工・忍者袋
夕闇にまぎれて活躍する忍者をデザインした袋です。
夜の雰囲気で撮影すると、さっぱり作品の様子が分からなくなりますので、白いバックの写真でご紹介します。
見たところこれは女性の忍者。
つまり「くの一」です。
目元もすっきりして、なかなかの美人とお見受けしました。
忍者と言えばこの地方では伊賀(今の伊賀市)が有名。
この忍者袋の紐も、伊賀の組紐屋さんに特注でつくってもらっているものです。
このところテレビなどでは忍者と言うより、「忍びの者」という表現が多いですね。(漢字で書けば同じになりますが・・・)
もうちょっとかっこよくいえば、ジェームズ・ボンドなみの女性秘密諜報員。
ちょっと横道にそれましたが、この作品は一般的にはあまり見かけません。
作者のオリジナルでしょうか。
いずれにしてもくの一の動作、表情をうまく捉えていて、たいへん動きのある作品に仕上がっています。
それにしてもこの猛暑の中、頭巾までスッポリかぶって、暑くはないのでしょうか。
くの一さんもたいへんです。
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ちりめん細工・福助巾着
ちりめん細工の作品の中でも相当大きく、直径は約18cmで実用も可能。
五人の福助さんが並んでいます。
縁起物として福助人形が登場したのは江戸時代ですので、ちりめん細工作品の古作の中にも福助巾着を見ることが出来ます。
一説によると福助さんは実在の人物だとか。
とにかくこの人の行くところには「福来る」で、ずいぶんお金持ちになったり、幸せをつかんだ人も多いことも伝えられています。
この作品の面白さは、なんと言っても五人の福助さんのお顔の表情。
お顔の表情に決まりはないそうですが、全員「たれ目」ちゃん。
何となくユーモラスです。
こういった作品の写真をを紹介すると、見えないところが随分と気になってしまいますので、うしろの三人もご紹介します。

うーん!この人もやっぱりたれ目。お口もほころんで楽しそうですね。

おやおやこの人はお口があるのかな?
太っていてあごの中にお口が隠れているのかも。
それにしても「鼻息」が荒そうだと思いませんか?

お口を「への字」に結んで、何やら難しそうなお顔。
心なしかクビもかしげている様子。
困ったことでもあったのでしょうか?
私どもはきものを商う呉服屋。
こうやって書いているうちに、呉服屋より「五福屋」になりたくなってきました。
福や幸せはきっと売ることは出来ませんね。
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押し絵のうちわ
うちわに絽ちりめんの生地を貼り付け、金魚の押し絵をしたうちわです。
絽ちりめんの柄は、漁具の網が海辺に干されている様子をデザインした、涼しげな文様です。
このうちわ、ちょっと重めで実用には乏しいようですが、夏のお飾りには涼しげな様子が漂ってきて、とってもいい雰囲気です。
ところでうちわからあなたは何を連想しますか?
私は?
蚊取り線香、ビール、そして枝豆。
真夏の縁側にビールを置いて、枝豆をさかなにビールを一杯。
そして向こうには蚊取り線香の煙がほのかに漂ってきます。
うてわでゆったりとあおぎながら、ビールをぐいっ!
まあ、こんな生活が送れたら最高に幸せですね。
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