
ちりめん細工・高砂
ご存知、お能の作品「高砂」の主人公、シテ:翁とツレ:嫗を題材にした作品です。
ある程度の年代の方であれば、結婚式の定番、♪高砂やこの浦舟に帆をあげて?♪、で新婚の門出を祝っていただいた方も多いのでは。
長寿と夫婦愛を願い、人の世を言祝ぐたいへんめでたい能であります。
この翁と嫗が持っている竹箒と熊手熊では、いうまでもなく「相生の松」の下を掃き清める道具。
最も作品の小物としては、いかにもぴったりの小道具です。
ところでこの作品のボディー部分は、以前にもご紹介した「くくり猿」を大きくしたものだそうです。
ちりめん細工は、「くくり猿に始まってくくり猿に終わる」という方もいらっしゃいますので、何気ない小さな作品でも、基本中の基本だということもおおいにうなずけます。
能や神楽などの中に登場する衣装や道具は、ヒントになるものがたくさんあって、ちりめん細工の創作には欠かせない芸術のようです。
http://www.e-chirimen.com/
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。
http://www.mctv.ne.jp/~go-daito/
松阪ちりめんお細工物の会ホームページへもどうぞ。
会員の作品もたくさんご紹介しています。

ちりめん細工・這い子人形
ちりめん細工の「這い子」には、少なくとも3種類のパターンがあって、これは上部が袋になっていないタイプのものです。
古作の中でも最も人気の高い作品ですが、そのからいらしい姿には、やっぱり魅せられるものが備わっているように思います。
目や口は糸で表現したり、また墨などを使って描いたりしますが、どの方法にしてもかわいらしく、そして表情豊かなお顔が表現されています。
いずれにしても少しのことで表情が変わりますので、そのあたりがちりめん細工の醍醐味かもしれません。
下手な写真ばかり撮っていますが、この人形は難物の一つ。
何しろ顔が下を向いていますので、目が写るようにするにはなかなかの苦労を必要とします。
いつも顔が上を向いているといいのにと思いつつも、なにやら不自然さも感じますので。
「おじさぁ?ん、私なんかあごにひじをついて、お煎餅をかじりながらテレビ見てるよ!」
いやお嬢ちゃん、まことに恐れ入りました。
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うさぎ人形
毎年この時期になると、なぜかお月見のこと思い出すのです。
やはり中秋の名月という言葉とともに、秋の訪れを感じさせてくれるからなのでしょう。
陰暦の8月15日の月(満月)を「中秋の名月」と呼んでいますが、今年この日に当たるのは10月3日。
うさぎさんのお餅つきが、くっきりきれいに見れることを楽しみにしています。
そこで「松阪ちりめんお細工物の会」の、7年生の今月のお稽古はこのうさぎ人形。
やはり季節感も加味しながら、お稽古の作品も決めているようです。
ところでこのうさぎ人形は、ちりめん細工作品の中でも最も人気の高いものの一つ。
実はこのブログでも、ほかに二つの作品をご紹介していますが、この時期になると、毎日たくさんの人にご覧いただいています。
以前にご紹介した作品もぜひご覧ください。
ここをクリック。
その1
その2
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ちりめん細工・ねじり袋
直径が10cmにも満たない大きさの、ねじり袋です。
「松阪ちりめんお細工物の会」の教室では、2年目の10月のお稽古に組み入れてある作品です。
たぶん古作だと思いますが、なぜねじり袋という名前がついたのか、私にもよくわかりません。
しかし眺めていると、なんとなくねじれて見えて、こんな名前がついても不思議ではありません。
私には簡単に作れそうに見えますが、実際には組み立てが大変なようで、2年目のお稽古作品になっているとのことです。
何事もしかりですが、見た目だけで判断してはいけませんね。
下手な講釈ばかり言っている人間には、実際作る人の苦労などわかりませんから、何事もご勘弁ください。
そろそろ本格的な秋の気配も感じられ、ちりめん細工には絶好の季節と相成ってまいりました。
皆様方も制作にお励みください。
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ちりめん細工・創作巾着
高さが8cmほどの小さな袋です。
古い紋付の家紋をうまく生かした作品で、下の部分が編み籠のようになっています。
家紋をうまく使って、すこし重厚さを表現していますが、加えて紐結びも凝っていて、これもまた重みを出す一つの要素かもしれません。
紐結びにもいろいろな結び方があって、用途にしたがって工夫をすると、それぞれが引き立ち、いい雰囲気がかもし出されるものですね。
ちなみにこの家紋は、「三つ割梅鉢」ですが、きものの世界にいても見かけることが少ない、どちらかというと珍しい部類の家紋です。
特に目立つ作品ではありませんが、色彩の調和や家紋と紐結び、そして下の編み籠の部分がなにやらうまく調和して、素敵な作品になっているのではないでしょうか。
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