
縮緬細工・桜袋
東日本大震災や原発の事故で、厳しい避難生活を強いられている方々も多い中、しばらくブログを中断しようかと思っていました。
ところが先週の日曜日から、普段の倍以上のアクセスをいただいており、このブログも何かのお役に立っているのではと思い、気を取り直して書き始めることにいたしました。
そろそろ全国的に桜の季節が始まります。
やっぱり日本人にとっては、何といっても暖かくて晴れやかな雰囲気を届けてくれる最高のお花。
被災地の皆様には、少しでも気分の晴れる「花盛り」になるといいのですが。
ちりめん細工の桜袋は10cmほどの大きさで、花びらの先端の丸みとくぼみのカーブが何とも微妙で、作品のできばえに大きく影響するそうです。
いつもの話になりますけれど、見ているだけの人間にとっては、比較的簡単な作品のように思ってしまいますからいけません。
ちりめん細工では、基本中の基本を大切にした手仕事の妙が、作品のできばえを左右するようです。
簡単そうな作品こそが、もっとも難しいと言うことも再認識しました。
改めて被災地で不自由な生活を送っていらっしゃる皆様へのお見舞いと、一日も早く普段の平穏な生活に戻ることができますよう、心よりお祈り申し上げております。

http://www.mctv.ne.jp/~go-daito/
「松阪ちりめんお細工物の会」作品展には、ご遠方からもたくさんのご来場をいただき、まことにありがとうございました。
会員一同心よりお礼を申し上げます。
ホームページに作品展の会場を掲載しています。

縮緬細工・お雛様(雛人形)
もうすぐ桃の節句。
ご家庭でもお雛様を飾っておられるおうちも多いのでは。
最近ではネット上でもいろいろなお雛様が拝見できるので、特にこの時期になると楽しみも多いですね。
今ご紹介するのは、高さが10cmにも満たない小さな雛人形ですが、なかなか高貴で風格の漂う雰囲気を持っています。
私が(勝手に?)お人形には不可欠だと思っている、胸のふくよかな厚みもあって、小さいながらも堂々たる姿。
そして少し面白いのはお雛様、お内裏様ともに、袴のような装束を身に着けていらっしゃること。
この姿は子年から新しく作り始めた、毎年の干支の姿に良く似ています。
新しい作品を作っていくのは私が想像する以上にたいへんなことで、このお雛様を考えるにも、たいへんな時間と労力が費やされているようです。
ちょっと拡大してお顔のあたりをのぞいてみましょう。

お雛様
十二単に見立てた装束の襟元が、いかにも清楚な雰囲気を作り出しています。

お内裏様
少しカーブした烏帽子が、お内裏様の凛とした表情を引き立てています。
他にもちりめん細工のお雛様をご紹介しています。
その1
その2
その3
http://www.mctv.ne.jp/~go-daito/
■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□
□日時:2月26日(土)→3月6日(日) 10:00→18:00
□場所:松阪市湊町196 優遊館きもの大藤
期間中半日体験コーナーを毎日開催。お早めにお申し込みください。
お問合せ、お申し込みはここをクリック
※3月3日(木)は休まず営業
http://e-chirimen.com/
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。

縮緬細工・梅袋のつるし飾り
そろそろ梅の開花情報も本格的に聞こえてくる時期になりました。
小さな梅袋とくくり猿を使ったつるし飾りです。
写真で色合だけ見ると少し寂しそうな印象ですが、柔らかい色彩の取り合わせが初春を表現していて、素敵な作品です。
当地三重県松阪では、3月の最初の午の日には、岡寺山継松寺の初午大祭と言う厄除け祈願の縁日が行われます。
門前に通じる参道周辺のお店には、「猿はじき」という縁起物の玩具が並び、お参りに来た人のお土産やお守りになっています。
ですから特に当地では、梅と猿は最もこの季節を代表する取り合わせと言えます。
最近ではつるし飾りも、お雛様の脇飾りとして再び定着しつつあり、雛人形の売り場でも見ることができるようになりました。
やはり一般的に言う「つるし飾り」が、ゆらゆらゆれる様はには、何となく惹かれるものがありますね。</font
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■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□
□日時:3月6日(土)→3月14日(日) 10:00→18:00
□場所:松阪市湊町196 優遊館きもの大藤
期間中半日体験コーナーを毎日開催。お早めにお申し込みください。
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※3月11日(木)は休まず営業
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縮緬細工・つまみ細工の薬玉
雛祭りも近づいてくると、お雛様の脇飾りも気になってきます。
昔から色々なものが脇飾りに使われてきましたが、薬玉もそのうちの一つではないでしょうか。
この薬玉はつまみ細工でできているのですが、つまみの手法にも色々あるようで、今までに拝見してきたつまみの形はずいぶんたくさんになります。
そして通常房が付いている下の部分には、とじていないくくり猿のようなものが付いています。
厄除け祈願と言うことで、お子様の健やかな成長を願ったものなのでしょうか。
なかなか見事な作品だと思います。

薬玉の部分だけを少し拡大してみましょう。
■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□
□日時:2月26日(土)→3月6日(日) 10:00→18:00
□場所:松阪市湊町196 優遊館きもの大藤
期間中半日体験コーナーを毎日開催。お早めにお申し込みください。
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※3月3日(木)は休まず営業
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松阪ちりめんお細工物の会ホームページへもどうぞ。
会員の作品もたくさんご紹介しています。

縮緬細工・梅の巾着
まだまだ外は冷たい北風が吹く真冬の世界ですが、もうやがて早春のさきがけとなる梅の開花も伝わってきそうな時期です。
梅がほころび始めると、何となく寒い冬も終わりという感じがしますね。
これは高さが20cmに満たない大きさの、梅の花をモチーフにした巾着です。
実用も兼ねた大きさなので、お嬢様のふり袖姿などにもピッタリの雰囲気。
花びらをかたどったひだが、いかにも梅の花を思わせるこの巾着も、日本の四季の移り変わりの中から生まれた作品です。
たぶん古作だと思うのですが、今も昔も季節を愛でるちりめん細工の作品は、日本の伝統手芸の最高峰の一つだと思います。
暖かい春が待ち遠しいですね。
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