ちりめん細工・くくり猿

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猿はわが国のさまざまな信仰の中で、厄除け・魔よけとしての役割を担っています。このくくり猿も細紐をつけて根付などにして、お守りの役割を果していいます。

 

写真の中で細紐のついたものの大きさは、たった直径1cmほどの大きさです。小さなものはその半分にも満たない大きさですから、いかに小さいものであるかがお分かりいただけるかと思います。
くくり猿はちりめん細工の世界では基本中の基本といわれていて、簡単そうに見えても美しい姿に仕上げるにはかなりの技術が必要だそうです。「くくり猿がきれいに作れたら一人前」という人たちもいらっしゃるほど。

 

全国的にもさるぼぼ、お猿っ子等々、猿は手芸の対象としても用いられ、いずれも厄除け、厄払いの守り神です。
29日からの3日間、三重県松阪市の岡寺山継松寺の初午大祭が行われます。このお祭りでも「猿はじき」は名物の一つで、無病息災を願う人々が縁起物として買い求めています。

 

 

■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□

 

□日時:2月26日(金)→3月3日(木) 10:00→16:30
□場所:松阪市白粉町527番地1 優遊館(駐車場4台)

※3月7日(木)は休まず営業

 

松阪ちりめんお細工物の会作品展の詳細はここをクリック ↓

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ちりめん細工・雛人形

01lちりめん細工・雛人形

 

たいへんシンプルで見た目はちょっと寂しそうに見える雛人形です。
しかし良くご覧いただくと襟元の美しさに加えて、袖口の縫い方などは和装の基本をきちんと踏襲した作りになっています。

 

そして胴の部分は縫い上げた上で綿を詰めただけの、言わばちりめん細工の基本が踏襲されて、見事な作品に仕上がっています。
ついつい見た目の華やかさに目を奪われがちな私たちですが、「縫うこと」が基本にあるちりめん細工鑑賞の仕方も、その本質をちゃんと見抜かなければ作品の価値を評価することが出来ません。

 

ちりめん細工はむしろ「裁縫お細工物」と言うべきであるとの説も、この数年まったくその通りであると思うようになってしまいました。

 

なおこの作品は「松阪ちりめんお細工物の会」の創作です。古作の技法を踏まえつつもどこかに今様の「一捻り」があるはずなのですが、残念ながら私にはそれを見抜く目がありません。

 

 

■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□

 

□日時:2月26日(金)→3月3日(木) 10:00→16:30
□場所:松阪市白粉町527番地1 優遊館(駐車場4台)

※3月7日(木)は休まず営業

 

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ちりめん細工・重箱と菱餅袋(雛飾り)

01lちりめん細工・重箱と菱餅袋(雛飾り)

 

段飾りの雛人形には良く数えてみると、30種類以上のお道具が飾られています。
この中で食べ物に関するお道具はお膳、重箱と菱餅袋。やっぱりご馳走は欠かすことができません。

 

女の子にとって興味のありそうなものは、鏡台や箪笥の引き出しを開けてみることかもしれませんが、私は子供の頃に内緒で重箱の紐を解いて見ました。中には何も入っていません。挙句の果てに紐が結べないからとしっかりお目玉をちょうだいした記憶があります。

 

しかしこの重箱をそっと開けてみると…..、中にはおいしそうなご馳走がたっぷり入っているではありませんか。ほんとうは開けずに重ねて置く物なのですが。そして菱餅を模った菱餅袋には、残念ながら何も入っていませんでした。中から金平糖でも出てきたらきっと嬉しいでしょうね。

 

ちりめん細工の世界では、雛飾りのお道具類よりもご馳走のほうに大きな魅力があるようです。(笑)

 

 

■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□

 

□日時:2月26日(金)→3月3日(木) 10:00→16:30
□場所:松阪市白粉町527番地1 優遊館(駐車場4台)

※3月7日(木)は休まず営業

 

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ちりめん細工・梅と鶯のつるし飾り

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今の季節にピッタリの梅と鶯に七宝手まりを飾ったつるし飾りです。

 

梅の花は春を待つ人に向けて咲き始め、別名春告鳥ともいうウグイスは春の到来を歌う鳥として、二つを合わせて「梅に鶯」という言葉が生まれ、昔からよく調和するものの例えの一つとして親しまれてきました。
日本人が描く早春のイメージであり、本格的な春を待つ楽しみを表現した文化とも言える「つき物」なのです。

 

もっとも実際に梅に集まる小鳥はメジロであって、ウグイスがやってくることはめったにありません。
暖かい春を待つ気持ちをうまく言葉にした「梅に鶯」は、稀にあることを願った日本人の強い憧れの気持ちを表現しています。
この作品もまた、そういった願いを込めて作られたのだと思います。

 

少し拡大した写真を加えます。

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□日時:2月26日(金)→3月3日(木) 10:00→16:30
□場所:松阪市白粉町527番地1 優遊館(駐車場4台)

※3月7日(木)は休まず営業

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ちりめん細工・花手まり

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ちりめん細工・花手まり

 

ちりめんでくるんだ手まりにつまみ細工で梅の花を付けた作品です。
直径が15cmほどの大きさですが、つまみの花は何と60~70個もついていて、作るにはとても根気が必要な仕事です。

 

もともと手まりは芯に紙や籾殻を袋に詰めたりして球体を作り、その外側を糸や布を巻いて作り上げ、実際に使って遊ぶ玩具です。
もちろん飾り物としての用途にも使えるほど手の込んだ手まりも作られてきましたし、現在でも各地で作り継がれています。

 

ただこのようにつまみ細工の花が付いた手まりは余り見かけたことが無く、ちりめんという材料を使って作り出した飾り専用の手まりだと思われます。
そして「花手まり」という名称自体もあまり聞くことがありませんから、この作品を考え出した昔の人がつけたものかもしれません。

 

ちりめん細工の世界にはまだまだ分からないことも多く、何かと想像を巡らせるのもまた楽しみの一つです。

 

 

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□日時:2月26日(金)→3月3日(木) 10:00→16:30
□場所:松阪市白粉町527番地1 優遊館(駐車場4台)

 

※3月7日(木)は休まず営業

≪詳細につきましては後日ご案内いたします≫

 

 

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TEL:0598-21-3533
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新ブログに移行後、平成26年6月14日以前の投稿に不具合が生じております。ご容赦をお願い申し上げます。
あきない100年
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