ちりめん細工のつるし飾りは、いろいろな作品がさげてあります。ほとんどの作品が「松阪ちりめんお細工物の会」の講習作品です。
先般お客様から、私が「つるし飾り」と呼んでいる物は、正式(正確)には何と呼ぶのかとのご質問をいただきました。
さてこれには私も困り果て、少し猶予をいただいて次のようなお答えをいたしました。
『私がつるし飾りと呼んでいるものは、多分正式名称は無く、地方や時代によって呼び名も変わるものだと思います。
知りうる限り、「輪下げ」、「つるし雛」、「つり雛」、「雛のつるし飾り」そして「つるし飾り」等々の呼び名があって、傘に作品をつるした「かさ福」もその一つだと思います。
したがって呼び名に余りこだわることも無く、方言のようなものと考えたほうが良さそうです。』
そういえばずいぶん前のことですが、「つり雛は雛人形ですか?」とのご質問をお受けしたことを思い出しました。
確かに初めて「つり雛」と説明されて一対になったものを見ると、これ自体が雛人形のような印象を持ってしまう方々があるかもしれません。
今後私は「つるし飾り」あるいは「輪下げ」という言葉で、これを呼ぶことにいたします。
そしてつるし飾りには決まりきったスタイルは無く、自由に下げるものを考えて作るものだとも思っております。
少し拡大して物も掲載させていただきます。
「松阪ちりめんお細工物の会」作品展には、ご遠方からもたくさんのご来場をいただき、まことにありがとうございました。
会員一同心よりお礼を申し上げます。
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