今年の松阪ちりめんお細工物の会作品展に発表された、つまみ細工の花てまりです。
お稽古用のものとは花びらの様子が少し違っていますので、つまみ細工にもいろいろな手法があるのでしょう。
この作品もまた花びらの数が多いので、つくるまでには根気と時間との戦いのように思われます。
「手鞠」には、糸を巻いたもの、ちりめんなどを貼り付けたものなど、たくさんの種類があって、全国的にもその地方特有の手法で作られた手毬がたくさん存在しています。
そして一般的に「手鞠」は「花手まり」と呼ばれることも多く、その用途はお飾りにとどまらず、手にとって遊ぶ玩具としての役割も担っています。
ところがこのつまみ細工でつくられた花手まりは、遊びに使っているとすぐに痛んでしまいそうですから、どちらかというとお飾りにされてきたものと思われます。
正確には「花手まりのつるし飾り」と呼んだほうがいいのかもしれません。
てまりの部分だけ拡大して掲載しておきます。
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。
松阪ちりめんお細工物の会ホームページへもどうぞ。
会員の作品もたくさんご紹介しています。