菱型の布をつなぎ合わせた小さな巾着です。
江戸時代末期から作られていた作品ですが、今までに拝見した沢山の菱つなぎ袋は、色の濃淡こそあれ同じような色の組み合わせで作られています。
特に決まったことではないとも思いますが、何かいわれがありそうです。
例えば鯉のぼりの吹流しの五色は、古代中国の「五行説」に由来するものと言われており、この袋の色の取り合わせも、何かいわれがあるのかもしれません。
想像だけで実際のことは分かりませんが、やっぱりちりめん細工作品の中では、謎の一つです。
菱つなぎ袋のような幾何学文様を組み合わせた袋の作り方について考えると、底や口べりの部分を最後にどうやってまとめて袋にするのか。
実際に作ることの出来無い人間にとっては、大きな謎の一つです。
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