鶴をかたどった押し絵をした小箱で、2005年「松阪ちりめんお細工物の会」作品展に出品された作品です。
卵を産んだばかりの鶴が、巣の中で卵を抱いている様子に見えませんか?
私にはそのように見えるのですが…..。
「鶴の恩返し」に代表される鶴に関する民話は、全国各地に存在しています。
よく考えてみるとこの民話、なかなか複雑な要素を含んでいるように思うのです。
「自分が良いことをすると、必ず自分の身にも良いことが帰ってくる」という教訓を教えているようにも思います。
しかし「決してのぞいてはいけない」という約束を守れない、愚かな人間の心理を突いた、人間の持つ悲しさをも表現しているように思われます。
私のように頭がカラッポな人間は、つい難しいことも考えてしまいますが、実は、この箱は何かに似ていると、内心そんなことばかりを考えてしまうのであります。
つゆが明けると暑い夏。
子供たちにとっては、長ぁ?い夏休みがやってきます。
小学校の夏休みに行った、キャンプの夕ご飯。
薪で炊いたご飯に、ボンカレーなどをかけて食べた覚えはありませんか?
おいしかったですね。
そのときご飯を炊くのに使った物は?
そう、「飯ごう」です。
ごめんなさい。
けっしてこの押し絵の箱は、「飯ごう」ではありませんよ。
念のため。
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