細いちりめんを縫い合わせてつくった千筋袋です。
千筋とは細い縞柄のことを意味します。
千筋よりもっと細い嶋柄のことは万筋と言います。
もっともこの二つの縞柄には厳密な区別が無く、千筋より細い縞柄を万筋と呼んでいるようです。(あんまり訳が分かりませんね)
それはさておきこの千筋袋は高さが15?ほどで、棗(なつめ)を入れる仕覆(しふく)などに使えば最高の一品ではないでしょうか。
いろいろな色柄を無造作に縫い合わせたようですが、そこには作者の深い意図があって、このようにまとまった作品になっていると思われます。
それだけではありませんよ!次を見てください。
何と!袋の裏を見ると、ちゃぁんと桜のお花が付いている!
オシャレですね。
かつて遠い昔には、袋を手から離し畳に置く時は、このように袋の底を見せて置いたそうな。
なんともおくゆかしいオシャレですね。
こんなところにも日本人の美意識を垣間見ることが出来ます。
ちりめん細工は、私たちの先祖が築き上げた貴重な芸術です。
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