ちりめん細工・桜袋
彼岸の中日を迎え、暖かく春らしい気候になって、お花見ももうすぐ。気分まで春らしくなって、何となく華やいできました。
でも急に変わる気候にはご用心。「花冷え」なる言葉もありますから。
桜の花を模した小さな作品です。旅茶碗袋の形に良く似ているようにも思えますが、本当のところは分かりません。
一見色柄とも桜の雰囲気ではないように見えますが、下の部分のつまんだところなど、桜の花びらの特徴をよく捉えているようです。
実は古作の中にも「これはなんだろう」と、一瞬考えさせられる作品も多く、昔の人がわざわざそうしたことを考えながら作ったかどうかは分かりません。
しかし見る人に考えさせることも、ちりめん細工の醍醐味の一つではないでしょうか。
作者には失礼なことを申し上げてしまっているようですが、「考えながら見る」というのが、ちりめん細工の鑑賞方法だと真剣に思っています。
「松阪ちりめんお細工物の会作品展」 ご来場まことにありがとうございました。会員一同心よりお礼を申し上げます。
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