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ちりめん細工・姉様人形
「あねさま」とはもともと若い女性や花嫁をさす言葉。
市松人形が子供なのに対して、姉様人形は大人の若い女性を人形にしたものということになります。
少し首をかしげたその姿は、私には恥ずかしさかあるいは憂いを含んだ表情とも理解できます。
さてそれはどちらか判断しかねますが、皆様方はどのようにお感じでしょうか。
いつも思っていることですが、江戸時代に作り出されたと考えられる市松人形が、なぜ八頭身以上もありそうなスラリとした姿をしているのでしょう。
まことに失礼千万ながら、大昔の日本女性には見られなかった体形で、かつ当時の美しい女性の象徴のようなものでもありません。
スラリとした姿の人形は、市松人形を最初に考えた人の空想上の憧れだったのかもしれません。
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ちりめん細工・這い子人形
みんなが大好きな這い子人形。ちょこんと右足を上げた姿が、なんともおてんばそうでとても可愛らしい表情を見せてくれます。
這い子人形には色々な種類があって、袋になっているもの、お人形のものなどなどそのバリエーションは数え切れません。
でもみんな可愛らしくて、どれもちりめん細工の定番中の定番。
古作の中にもたくさんの作品を見ることができ、そしてその種類もまったくさまざまです。
たぶんお子様やお孫様の普段のしぐさや様子を作品に写したものと考えますが、昔も今も子供の姿をうまく捉えた作品は、人の心をひきつけて離しません。
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ちりめん細工・籠目(かごめ)袋
ちりめん細工のかごめ(籠目)袋は、六角形に編んだ竹かごからヒントを得て作られた古作です。
六角形の柄の部分をつなぐ無地の部分の色の取り合わせが、作者の個性によって違い、見るものを楽しませてくれます。
この作品も随分の数を拝見してきましたが、形を綺麗に整えるのが難しそうで、見た目ほど簡単ではなさそうです。
いつも言っている通り、幾何学的な布の組み合わせは、どのようにしたらこういう形にまとまるのか、私にはなかなか理解ができません。
古作の中でもオーソドックスな作品ながら、綺麗な姿に仕上げるには結構な「腕」もいるようです。
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ちりめん細工・ふくら雀巾着
ふくら雀とは、寒さに耐えるため羽毛を膨らませた姿の雀のことです。
その可愛らしい姿を見た日本人は、家紋や意匠(柄)に取り入れたり、帯結びにもその姿を真似てきました。
ちりめん細工のふくら雀巾着は、恐らく家紋をモチーフに考えたものと推測されますが、「ふっくらした雀」との意味合いもあって、縁起物の一つと考えて良さそうです。
この巾着の作りで面白いのが、顔が少しゆがんでついていたり、目と口ばしの位置がずれたりして、おそらく雀が首をかしげている姿を表現したかったに違いありません。
古作の時代からちょっとした遊び心が大切にされてるのは、ちりめん細工の大きな魅力となっています。
※撮影の際、右側の作品の尾がひだの下になってしまいました。正しい作品は左側のものです。失礼しました。
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