ちりめん細工・犬筥(いぬばこ)
犬筥はもともと犬型の張子細工で、雌雄一対の箱になっているものだそうです。
犬箱、犬張子、お伽犬などとも言われていますが、犬は安産、多産、産後の肥立ちも良いところから、安産のお守りや、幼児のお守り、魔よけとして飾られていたようです。
這い子人形などとも一緒に飾られていたこともあるようですから、こんな説も間違いなさそうですね。
古い雛人形などを見ると、箱型の犬筥が飾られていたりしますが、このちりめん細工の犬筥は、上の部分が袋になっています。
顔は幼児を模したものといわれるだけあって、なかなかかわいらしい顔立ちです。
ちりめん細工のお雛様のお飾りにも最適で、あなたもお飾りの一つに加えてみてはいかがでしょう。
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ちりめん細工・春の野山
春を告げる山菜や菜の花が、かごの中に盛られています。
ふきのとう袋、竹の子袋、菜の花袋、ぜんまい、つくしなど、春の野山で見かける植物を、ちりめん細工の作品で表現したものです。
ちりめん細工の作品は、やはり季節感のあるものもいいですね。
何といってもその季節の雰囲気が漂ってきて、とても幸せにしてくれると思いませんか?
これから暖かくなってくると、外に出かける機会が増えてきます。
野山や公園で見かける自然の植物などは、作品の題材になるものばかりです。
皆様方もぜひ新作に挑戦してみてください。
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ちりめん細工・犬張子
ちりめん細工作品の中でも、最も人気の高い作品の一つ。
最初にこの作品を拝見したときには、その愛くるしさに感動したことを覚えています。
全国的にも犬は安産のお守りとして、また出産のお祝いにも珍重されています。
もともと犬張子は江戸玩具の一つですが、その起源は平安時代にまでさかのぼると言われています。
身の汚れやさまざまな災いを取り除くお祓いの道具として用いられた、「狛犬」の像がそのおおもとだそうです。
それが時を経て玩具となり、子供の健やかな成長を願う飾り物として、現在まで愛され続けているのです。
犬張子の背中にはでんでん太鼓が付いていますが、なぜそうなのかはわかりません。
一般的にも良く見かける組み合わせですので、やはり玩具としての要素が強いのかもしれませんね。
まあピッタリといえばピッタリなんですが…..。
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ちりめん細工・お雛様(雛人形)
もうすぐ桃の節句。
ご家庭でもお雛様を飾っておられるおうちも多いのでは。
最近ではネット上でもいろいろなお雛様が拝見できるので、特にこの時期になると楽しみも多いですね。
今ご紹介するのは、高さが10cmにも満たない小さな雛人形ですが、なかなか高貴で風格の漂う雰囲気を持っています。
私が(勝手に?)お人形には不可欠だと思っている、胸のふくよかな厚みもあって、小さいながらも堂々たる姿。
そして少し面白いのはお雛様、お内裏様ともに、袴のような装束を身に着けていらっしゃること。
この姿は子年から新しく作り始めた、毎年の干支の姿に良く似ています。
新しい作品を作っていくのは私が想像する以上にたいへんなことで、このお雛様を考えるにも、たいへんな時間と労力が費やされているようです。
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