ちりめん細工・薔薇(ばら)袋
あちこちから薔薇の便りが聞こえてくる時期になってきました。
薔薇は長期にわたって改良が加えられてきただけに、種類も多くて華やかさと良い香りが人々を魅了し、花の中でも特別な存在。
そして英国貴族家の家紋(記章など)にも使われていただけあって、高貴な花としての地位も確立されているようです。
そんな薔薇の花を表面にびっしり埋め込んだ、ちりめん細工の薔薇袋です。もちろん高さが20cm程度ですから、実用にも持って来いの大きさ。
しかも使うちりめんの色柄によって、無数の新種の薔薇が生まれるところなどは、やはり人気の高い作品たる所以です。
この作品製作もまた根気と集中の世界のようで、私のように講釈だけを言っている人間には、作る方のご苦労は知る由もありません。
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ちりめん細工・あじさい袋
家の近くでもそろそろあじさいの蕾が大きくなって、一部には開花の始まった花も見受けられるようになって来ました。
今はまだ乾燥した暑い日が続きますが、季節はそろそろ鬱陶しい梅雨の季節に向かっています。
咲き始めてからもさまざまに色彩の表情を変えるあじさいを、ちりめん細工で表現するには色の組み合わせを考えるのもたいへん。
おまけに一つの花をつくるのに正方形の小さな布を、264枚も必要とするそうですから、つくる楽しみもある反面、根気と時間との壮絶な戦いなのでしょうか。
私ならすぐにくじけてしまいます。(涙)
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ちりめん細工・分銅袋
今の時代の人たちが分銅という言葉をきくと、理科の実験で使った上皿天秤用の円筒形のものを思い出しませんか。
私の世代前後より少し上の方々は、かつて八百屋さんや肉屋さんで使われていた竿はかりに使う、釣鐘型の分銅を思い出す方もあるかと思います。
以前からこの分銅袋に使われている中心がくびれた形も、なぜ分銅というのだろうと不思議に思っていました。
あるときハッと気がつきました。昔習った銀行の地図記号と同じなんですね。
頭の鈍い私にしては、珍しいひらめきです。それから一生懸命調べました。
江戸時代銀貨は目方を測定してから通用価値を決めたので、その際に使われたのがこの形の後藤分銅といわれるものだったのです。
そして後藤分銅の形は江戸時代初期、すでに輸出の稼ぎ頭であった、蚕の繭を模った物だということです。驚きました。
ちりめん細工の古作には、今の時代には使われていない形状のものがデザインされいて、当時の生活の中で大切にされていたものがちゃんと取り入れられているんですね。
また新しい発見をさせていただきました。
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ちりめん細工・青海波袋
私でも見ればわかる、青海波の文様につなぎ合わせた小さな袋です。
もっともいつもの通り、どやって作っていくのか、残念ながらさっぱりわかりません。
頭が硬いせいもあって、最後のつじつまがどうやって合って、丸い袋に出来上がるかがわからないのであります。
それにしても色々な文様、かたちを組み合わせた袋物を、最初に考えた人の頭脳には、まったく驚き入るばかりです。
ちりめん細工の古作はすごく奥深い世界で、色々な古作を見るたびに改めて新鮮さと感動を覚えるのです。
先達の偉業のおかげで、いまこうしてちりめん細工を堪能できることに、心より感謝の意ををささげます。
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