ちりめん細工・花菖蒲袋
やがてハナショウブの開花の話題が聞こえて来る時期になってきました。
もっとも「いずれあやめかかきつばた」という諺のもとの意味の通り、実はこの花がアヤメかハナショウブか、さらにはカキツバタであるのか、悲しいかな私には判別が付きません。
この話をしだすと頭がグルグル回りそうなのでやめておきます。
ただそれぞれの花をよく観察すると、これらの花ほどさまざまな姿形を持っている植物もそう多くは無いと思いませんか。
花菖蒲袋を作る方にとって、端正で一見きれいに整った花を作るのか、あるいは花弁が曲がったり歪んだりしている姿を捉えるのかは、作者の意図次第ということになりそうです。
※諺「いずれあやめかかきつばた」の意味について
もともと判別がしにくいという意味からできた諺のようですが、「どちらも優れていて選ぶのに迷う」という解釈が一般的だということです。
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ちりめん細工・うさぎ人形
子供のうさぎに見立てたこのお人形、子供らしさを演出するために、少しふっくら目に、そして首も短く仕上げてあります。
また着物の帯も兵児帯を使って、より子供らしい着物姿が強調されています。
もちろん着物は本格的な着物仕立てですが、長襦袢だけ着せていないようです。
またボディも縫って綿を詰めてあるだけで仕上げられていて、お顔の表情などは実にうまく作られています。
出来上がってくるうさぎの体型や表情が作るごとに異なった物になるのは、実に楽しい物づくりだと思っています。
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ちりめん細工・這い子人形袋
這い子には基本的に3種類のものがあると申し上げてきましたが、これはそのうちの一つ。
胴の上の部分に口べりがあり、内袋つきになっています。
この作品の面白さは、やはり顔の表情や頭の向きによって、随分変わった雰囲気が作り出せることです。
嬉しそうな顔、少しうつむいた顔、ちょっと恥じらいのある表情などには、見ていても飽きない楽しさを持っています。
作品によって違った表情が楽しめ、古作の中でも代表的作品として、今も人気の高い作品の一つです。
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ちりめん細工・旅茶碗袋
桜の花びらをかたどったこの袋、中には小さなお抹茶用の茶碗(旅茶碗)が入っています。
そして竹筒の中には茶せんと茶杓が収められていて、いわば携帯用野点セット。
私には茶道のことが良く分かりませんが、野点や旅行の時に茶道具を入れるコンパクトな箱、茶箱(茶籠)というものがあります。
昔の人はおそらくその箱のかわりに、もっと近くに出かける時用として、小さくておしゃれな袋を考えたに違いありません。
と、都合のいい想像をしてしまうのですが、ではなぜ桜の花びらなのでしょう。
やはり心うきうき温かくなった春の象徴、桜をイメージしたのではないでしょうか。
お出かけにはそんな気分をイメージした「形」が、デザインとなって表現されているように思われます。
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