ちりめん細工・菱つなぎ袋
菱型の布を繋ぎ合わせた8cm前後の小さな袋です。
江戸時代から作られている古作ですが、今までに拝見した古作はこの作品と同じような色の組み合わせが使われています。
色使いに何か意味合いがありそうですが、未だにその理由が分かりません。
仏教で言う五行色などと同じような意味があるかもしれませんが、長年調べていてもこの6色の意味が何なのかを、未だに手がかりすら見出せません。
何かヒントになるようなことでもあれば、ぜひコメントにてご連絡ください。
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ちりめん細工・手つなぎ人形袋
古作の中でも人気の高い手つなぎ人形袋袋です。
今までにも古作を含め沢山の作品を拝見してきましたが、同じような形をしていても少しオリジナルな部分が加わったりして、とても変化の多い作品の一つです。
この作品、頭と袋の部分の大きさのバランスが難しく、バランスが狂う何となく不安定な作品になってしまうような感じがします。
もっとも古作を含めてたくさん作品を見ているうちに、見る人作る人によってそのバランスも違ってくるようで、だんだん気にならなくなってしまいました。
個人的には頭の部分が少し大きめのほうが、より可愛らしく見えたりするのですが、それも見る時によって違いますから、余りあてになりません。
男の子と女の子が手をつないだようになった姿は、とても愛くるしく可愛らしいですね。
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ちりめん細工・びっくり袋
このお嬢さん、ある時お裁縫のお稽古の場に持って行って、ほかの生徒さんたちがいる前で先生の前に置きました。
お嬢:先生、残った布で袋を作ってきました。ちょっとご覧いただけますでしょうか?
先生:何でしょう。巾着ですね。それでは拝見。
先生は紐を解いて中を見て、少々驚いた様子。
で、袋をあけてみると、
先生:何ですかこれ? ああビックリした!
ということでこの袋はびっくり袋と名づけられたそうな。
もちろんほんとうの話ではありませんが、いかにも日本人の冗談心を最大限に表現した古作だと思っています。
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ちりめん細工・柿袋
秋もゆっくり深まり、柿の実も熟してきました。
このちりめん細工の柿袋は形からすると…..、「甘柿?」のようで、とてもおいしそうです。
子供の頃に内緒で畑の柿を失敬して食べた記憶では、甘柿のような姿をしていても凄い渋みがある柿もありましたから、一応に形だけで判断すると大変な目にあいます。
(ぜったいに内緒ですよ!)
「渋柿」「甘柿」の関係はたいへん複雑そうで、学問的領域にまで入らないと、見分け方など難しいことはとても理解できそうにありません。
「あそこのお家の柿は甘いかな?渋いかな?どうかな…..」。
そんなことを想像しながら柿袋を作ってみるのも楽しみの一つかもしれません。
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ちりめん細工・分銅袋
今の時代の人たちが分銅という言葉をきくと、理科の実験で使った上皿天秤用の円筒形のものを思い出しませんか。
私の世代前後より少し上の方々は、かつて八百屋さんや肉屋さんで使われていた竿はかりに使う、釣鐘型の分銅を思い出す方もあるかと思います。
以前からこの分銅袋に使われている中心がくびれた形も、なぜ分銅というのだろうと不思議に思っていました。
あるときハッと気がつきました。昔習った銀行の地図記号と同じなんですね。
頭の鈍い私にしては、珍しいひらめきです。それから一生懸命調べました。
江戸時代銀貨は目方を測定してから通用価値を決めたので、その際に使われたのがこの形の後藤分銅といわれるものだったのです。
そして後藤分銅の形は江戸時代初期、すでに輸出の稼ぎ頭であった、蚕の繭を模った物だということです。驚きました。
ちりめん細工の古作には、今の時代には使われていない形状のものがデザインされいて、当時の生活の中で大切にされていたものがちゃんと取り入れられているんですね。
また新しい発見をさせていただきました。
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