ちりめん細工・金平糖袋

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金平糖は戦国時代にポルトガルの宣教師、ルイス・フロイスが織田信長に献上したという説があります。
髭を蓄えた信長が可愛い色の金平糖を頬張る姿を想像すると、なんだか笑いがこみ上げてきます。

 

子供の頃には駄菓子屋さんで金平糖を買って、みんなで食べた記憶が蘇って来るのです。
金平糖はその当時からパステル調の色合いで、当時としては珍しい色調だったので、今でもその色の特徴が頭に残っています。

 

この袋はそんな金平糖をイメージして作られたものですから、やっぱり金平糖の特徴が良く捉えられているものです。

 

 

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ちりめん細工・せみ袋

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この時期になると特に朝はセミの鳴き声が、うるさいくらいの大きな声で聞こえてきます。
最近では特に鳴き声が大きくかん高いクマゼミが増えて、耳が痛くなるくらいの賑やかさです。

 

ちりめん細工のせみ袋は、色や柄はもちろん、羽のつけ方や胴の色の組み合わせによって、無数の種類が誕生します。
どんな袋が出来るかは、作る人の感性一つにかかっていると言っても過言ではありません。

 

その分色々なせみが出来上がって、見るものにもとても楽しみな作品です。

 

 

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ちりめん細工・菱つなぎ袋

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菱型の布をつなぎ合わせた小さな巾着です。

 

江戸時代末期から作られていた作品ですが、今までに見てきた多くの古い菱つなぎ袋は、色の濃淡こそあれ同じような色の組み合わせで作られています。
特に決まった色の組み合わせがあるとは思えませんが、何かいわれがありそうな気もします。

 

例えば鯉のぼりの吹流しの五色は、古代中国の「五行説」に由来するものと言われており、この菱つなぎ袋の色の取り合わせも、何かいわれがあるのかもしれません。
想像だけで実際のことは分かりませんが、やっぱりちりめん細工作品の中では、謎の一つだと思っています。

 

 

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ちりめん細工・ほおずき袋

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ちりめん細工のほおずきは、色々な表情があって楽しい作品です。
真っ赤に色づいたもの、ちょっと表面の皮がとれて中の繊維部分が見えてきたものなどなど、作者の感性はほおずきの姿を的確に、そして面白く捉えています。

 

この袋も「へた」の部分から袋になっていて、小さな宝物を入れることができます。

 

子供の頃には近所のおじさんに、ほおずき笛のつくり方を教えてもらいました。
今ではほとんど見ることができませんが、作るのも鳴らすのも難しかったですね。

 

それにしてもあのほおずきの中身は苦かった。独特の「苦さ」でした。
思い出しているだけで、口の中が苦くなってくるような気がします。

 

 

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あきない100年
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