ちりめん細工・紫陽花のつるし飾り

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紫陽花の季節になってきました。
紫陽花はやっぱり梅雨時に無くてはならないお花。
湿度の高い鬱陶しい日でも、淡くて優しい色が目に入ると、少しはスッキリした気分になります。

 

この作品、装飾用に少し小さめに作ったアジサイをつるし飾りにしてあります。
袋にはなっていませんが上の部分を閉じてあるだけで、解いて口べりと内袋を付ければ袋に改造できるそうです。

 

このアジサイとか菜の花などパーツの多い作品は、単調に縫い合わせるだけでも、とても根気の要る作業のようです。

 

 

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ちりめん細工・花菖蒲袋

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本格的な花菖蒲の季節が近付いてきました。
花菖蒲を模った小さな袋で、下の部分が袋になっています。

 

園芸用の花菖蒲は江戸時代から品種改良が進んで、形や色も様々です。
実は松阪市で改良されてきた「松阪花菖蒲」は、伊勢系と呼ばれて花弁が大きく豪華な特徴を備えています。

 

またカキツバタとの見分けが付きにくいところから、「いずれがアヤメかカキツバタ」という慣用句までできています。
一般的には「アヤメ」と呼ばれることも多く、名称については菖蒲湯などに使う「ショウブ」とは、全く別物であるということです。

 

なかなか難しい背景を持ったお花ですが、色の種類も多く、梅雨時には欠かせないお花であることは間違いありません。

 

 

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ちりめん細工・牡丹袋

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牡丹の花が咲きました。
牡丹の花は大きく圧倒的な存在感があって、それ故古来から絵画などにも描かれ愛され続けてきました。

 

この牡丹を模った袋も大きな作品ですが、花芯の袋の部分は小さなものしか入れることが出来ません。
昔の資料によると、琴爪入れに使われていたようですが、こんな琴爪入れを持ってお琴のお稽古をされていたお嬢様方は、一体どんな方々だったのでしょう。

 

「立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花」との例えがありますが、どんなに美しい人だったのか、考えるだけでもワクワクします。

 

 

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ちりめん細工・金太郎

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あすは端午の節句。かつては端午の節句には無くてはならない金太郎人形でした。

 

金太郎さんに関する伝説の中では、足柄山で熊と相撲をとるほど元気で、母親孝行の優しい子供だったそうです。
鉞(まさかり)かついで熊の背に乗った金太郎の姿は、歌にも歌われた元気でたくましく、優しい男の子の象徴でした。

 

そしてまさにその姿が五月人形になって、今でも鯉の滝登りと共に、端午の節句のお飾りとして重用されています。
「気は優しいが力持ち」の男の子に育って欲しい願う親の気持と、いつの時代でも子供の健やかな成長を願う気持ちは変わりません。

 

 

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