ちりめん細工・俵ねずみ
江戸時代の古作から続く縁起物の俵ねずみ。
ねずみは多産で子孫繁栄の象徴。俵は五穀豊穣を願う縁起物です。
もともと民間信仰や習俗などと結び付いた土製のお人形だったと言うことですが、古い紙張子のものも見たことがあります。
俵にねずみと言うと、お米を盗みに来る悪いねずみを連想しがちですが、昔の人たちはそれよりも縁起をかついだようです。
もっとも米蔵にこぼれたお米は、ねずみにも少々分け与えても良いという、日本人の鷹揚な心根も垣間見ることが出来ます。
そろそろ師走が近付いてきました。皆様方にも幸運が訪れますようお祈りいたしております。
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ちりめん細工・からくり巾着
からくり巾着と呼ばれていますが、なぜこういう名前が付いたのかは分かりません。
口紐を絞ると少し形が変わるので、それが「からくり」という名前の由来かもしれません。
もともとこういった小さな巾着には、お守りや小さな貴重品を入れて使っていたようで、古作の中でも格の高い作品に位置づけられています。
地味で一見形も単純そうに見えるので、一般的な人気では劣るかもしれません。
それでも色々な技法と縫い方が凝縮した作品は、ちりめん細工にとっては重要な存在です。
これからもこういう地味ながら大切な作品をご紹介してまいります。
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ちりめん細工・七宝袋
七宝とはもともと仏教で尊ばれる7つのお宝のことです。
この名前の付いた七宝文様は我が国だけでなく、古代エジプトにも存在していたと言いますから驚きです。
同じ大きさの円を四分の一づつ重ねて繋いだ文様のことですが、文様の名前の由来は仏教で言う七宝の宝とは直接関係が無さそうです。
この文様は四方に限りなく伸びていることから、一般的には江戸時代になると、「四方」がなまって「しっぽう」になったという説が有力です。
その「しっぽう」に仏教の宝の七宝という漢字を当てはめたと言うわけです。
ちりめん細工の七宝袋はもちろんこの文様を模ってできていますが、黒地に赤い総絞りの布を使うと、膨らみも出て赤と黒のコントラストがきれいな作品が出来上がります。
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ちりめん細工・ふくら雀巾着
裏側が袋になった小さな巾着。もともと大切な小物やお守りを入れていたようです。
ふくら雀とは「ふっくら雀」がなまったもので、寒さを防ぐために全身の羽毛を膨らませた雀の姿です。
その姿から帯の結び方にもこの名前が付いたり、意匠として家紋にまで取り入れられています。
もともと稲穂を食い荒らす害鳥であった雀ですが、少々の稲穂を与えても丸々と太った雀は、豊作や繁栄の象徴として人間と共存してきました。
漢字で書くと「福良雀」と表わされるのが、何となくうなづける話です。
この巾着の目や尾羽が少し左右対象にならないように付けられているのは、動きを表現したい古作の時代からのこだわりです。
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