ちりめん細工・みみずく袋
みみずく袋はまつかさ袋を元にアレンジした作品です。胸の襞の部分を見ると、まつかさ袋そのままの姿です。
ミミズクよりはフクロウのほうが一般的で、ふくろう袋にしてもいいと思うのですが、そこは作者の拘りと言うもの。
ミミズクはフクロウの仲間の中で耳のような羽角を持つものの総称です。
この袋にもちょこんとした耳(羽角)を付けて、フクロウとは一線を画した姿に作り上げています。
良く見ていると確かに羽角のない頭は、何やらのっぺらぼうで締まりがありません。
最初に考えて作った作者は既に他界されて、その意図を聞くことが出来ませんでした。
しかしこの方の鋭い観察眼と物作りへの拘りから考えると、やっぱり最初から羽角のあるミミズクにしたかったような気がしてなりません。
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ちりめん細工・掻巻人形袋
掻巻からうつ伏せになってちょこんと顔を出した子供の姿が、いかにも可愛らしく表現されています。
最近ではほとんど見られなくなった掻巻は、袖の付いた掛け布団で、肩の辺りまですっぽりかぶれて、首筋から肩にかけてがとても暖かく考えられています。
祖父が一時期愛用していましたから、中にもぐりこむととても暖かく、手が思いのほか動かしやすかったのを覚えています。
この作品も江戸時代から作り継がれてきたもので、沢山の古作が残っています。
その多くは後ろの部分が口紐の付いた袋になっていて、この作品もまた古作の手法を踏襲しています。
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ちりめん細工・きつね袋
きつねは古代大和民族の時代から、人間との関わりの深い動物です。
人を騙すといわれながらも、絵本や童話などの世界で愛されてきました。
信仰の世界では稲荷神社、食べ物の世界ではお稲荷さん。
油揚げが何故お稲荷さんになったかはよく分かりません。何かいわくがありそうです。
きつね袋は耳が特徴的で、動物の狐や稲荷神社のきつね像の耳はピンと立っていますが、何故か耳が下がっています。
恐らく可愛らしさを表現するというよりも、実用性をも重視するこの世界では、機能性を求めたという考え方が正しいかもしれません。
それにしても顔のつくりが狐の可愛らしさよりもきつね像にそっくりなのは、何か深いわけがありそうです。
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ちりめん細工・糸巻き人形
お裁縫が上手になりますようにと願って作られた糸巻き人形です。
ボディーは昔から良く見かけるお猿の形に似ていますが、工夫して形を変えてあるのか、手足の部分がちょっと違って見えます。
そしてお顔も大きめに作られていて、小さな子供の特徴をうまく捉えています。
小さな子供や赤ちゃんは、お顔を大きめに作ることによって、よりその特徴をうまく出せるように思います。
古作の中のお人形類も全くその通りで、小さな子供や赤ちゃんらしく見せることをしっかり考えたようです。
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