沢山の金魚が泳いでいます。優しい目の金魚もいればこちらを睨んでいるようなものもいます。
金魚は室町時代にわが国に渡ってきたものと言われ、江戸時代になると観賞用の金魚も一般的になって、金魚鉢で飼われている姿は、当時の風俗を写した浮世絵などにも多く描かれています。
この金魚袋の原形は古作から推定して、江戸時代末期に作られたものと伝わっていますが、元々は目が飛び出していない「リュウキン」のような姿であったと言うのが一般的な解釈です。
ところが江戸から明治かけて出目金が日本に到来するよ、物珍しさも手伝って、このような出目金タイプの金魚袋にも改造されてきたようです。
当時の金魚の中でも最も特長がつかみやすい、目が飛び出た出目金をモチーフにしたところは、アイデアと観察眼に優れた人の仕業と感心しきりです。
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