ちりめん細工・花手まり
ちりめんでくるんだ手まりにつまみ細工で梅の花を付けた作品です。
直径が15cmほどの大きさですが、つまみの花は何と60~70個もついていて、作るにはとても根気が必要な仕事です。
もともと手まりは芯に紙や籾殻を袋に詰めたりして球体を作り、その外側を糸や布を巻いて作り上げ、実際に使って遊ぶ玩具です。
もちろん飾り物としての用途にも使えるほど手の込んだ手まりも作られてきましたし、現在でも各地で作り継がれています。
ただこのようにつまみ細工の花が付いた手まりは余り見かけたことが無く、ちりめんという材料を使って作り出した飾り専用の手まりだと思われます。
そして「花手まり」という名称自体もあまり聞くことがありませんから、この作品を考え出した昔の人がつけたものかもしれません。
ちりめん細工の世界にはまだまだ分からないことも多く、何かと想像を巡らせるのもまた楽しみの一つです。
■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□
□日時:2月26日(金)→3月3日(木) 10:00→16:30
□場所:松阪市白粉町527番地1 優遊館(駐車場4台)
※3月7日(木)は休まず営業
≪詳細につきましては後日ご案内いたします≫
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楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
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会員の作品もたくさんご紹介しています。
ちりめん細工・雛人形(お雛さま)
立春が過ぎるとあっという間に桃の節句、ひな祭りが近づいてきます。
桃の節句の主役は、やっぱり女の子の健やかな成長を願う雛人形。
この創作雛人形は15cmくらいの大きさですから、後の屏風兼飾りのくす球のついた「箱」の中にしまっておく事ができます。
いわば持ち運びのできるポータブル(ちょっと古い言葉ですが)お雛さま。昨今の住宅事情からすればとても合理的かもしれません。
古典の技法を継承しつつ、現代の感覚や生活様式にもマッチした作品を創作することも、これからのちりめん細工にとって大きな課題ではないでしょうか。
優しいお顔のお雛様です。昔の女性の気品が見事に表現されています。
面長なお顔にいかにも高貴な貫禄が漂うお内裏様です。
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ちりめん細工・ふきのとう袋
早春を代表する山菜のフキノトウをちりめん細工の作品にしたふきのとう袋。
人々の暖かい春を待ちわびる気持ちが伝わってきます。
かつては家の裏にも自生していましたが、最近ではすっかり見かけなくなりました。今でも犬の散歩の途中の裏庭に、フキノトウを見かけるおうちのがありますから、そろそろそんなことが楽しみな時期も近づいてきています。
このフキノトウ、天ぷらや和え物など、独特の香りと苦味が早春を告げる食材としても喜ばれています。
私は大根のお味噌汁にそのまま散らしていただくのが大好きで、ちょっとクセのあるほろ苦さと香りがなんともたまりません。
この春はフキノトウのお料理をいただいて、春の香りと味を堪能してください。
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ちりめん細工・傘福
傘福は一般的なつるし飾りと同じように、節句やお祝い事のお飾りに飾られてきたと考えられています。
なかでも特に桃の節句(ひな祭り)には雛飾りの脇に並べて飾られ、お子様の健やかな成長を祈るための小物がたくさん下げられてきました。
大きさも実用の蛇の目の大きさのものからもっと巨大なものや、直径10cmくらいの小さなものまで、飾る場所の広さによってさまざまです。
この傘福は直径30cmほどの傘に、巾着(お財布)や生活道具(お嫁入り道具)に加えて、子供の玩具までが下げられています。
いつの世も子を思う親の気持ちは同じで、大きくなってお嫁に行っても困らないようにとの、お母様の強い願いがこめられています。
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ちりめん細工・羽子板
新年明けましておめでとうございます。
本年も相変わりませぬご愛顧、お引き立てをお願い申し上げます。
かつてはお正月の遊びの定番のひとつと言えば、羽子板つき。しかし最近では羽子板で遊ぶ子供たちを、すっかり見かけることが無くなってしまいました。
今の時代には羽子板はもっぱらお飾りの役目になってしまったようです。
もともと立派な装飾(押絵など)を施したお飾り用と、簡単な絵をつけた実際について遊ぶ羽子板は、用途を区別しながら使われてきたのが一般的です。
しいて言うとこのちりめん細工の羽子板は、お飾り用ということになります。
今でも浅草浅草寺などの羽子板市で売られている立派な羽子板を見ると、やっぱりお正月には無くてはならない厄除け祈願の飾り物です。
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